ソニーの2024年は製品数は多くなかったが素晴らしい成果

PetaPixelに、ソニーの2024年の製品を振り返る記事が掲載されています。

Sony in 2024: Sony Charts a Consistent and Effective Course as the Mirrorless Leader

  • ソニーにとっては非常に堅調な年でした。ソニーは2台のカメラと5本のレンズをリリースし、これは2023年ほど多くなかったが、ミラーレスカメラ分野で確固たる地位を維持するには十分だった。

    7月に発表されたZV-E10 IIは、前モデルの強みを活かし4K/60pと26メガピクセルセンサーの採用、縦長の録画などの使いやすさの向上を実現している。最高にエキサイティングなカメラではないが、ハイブリッドクリエイターにとっては非常に安価で優れたカメラだ。

    今年のもう1つの新製品である α1 II は、写真家にとって多くの魅力的な機能が備わっている現在入手可能なカメラの中で最高のオールラウンドカメラだ。6,499ドルと高価だが、最も要求の厳しいプロ写真家や、お金に余裕のあるアマチュアにとって、非常に多用途に使えるカメラだ。α1 II は、昨年末に発表されたα9 III ほど高速でも技術的にも優れてもいないが、幅広い本格的な写真家にとって最高かつ最も強力なツールだ。

    レンズに関しては、FE24-50mm F2.8G はFE24-70mm f/2.8 GM II に代わる手頃でコンパクトなレンズを提供する興味深いレンズだが、ズーム域を考えるとユーザーを見つけるのに苦戦するかもしれない。FE16-25mm F2.8 G ははるかに興味深く魅力的な新しいF2.8ズームで、FE24-50mm F2.8Gと比べてズーム域でそほどの妥協は必要なく、サイズと重量を抑えた素晴らしいレンズだ。

    E16-50mm F3.5-5.6 PZ OSS II は2024年唯一のAPS-Cレンズで、ハイブリッドクリエイター向けに作られた新しいキットズームだ。次の新レンズは8月下旬に発表されたFE85mm F1.4 GM IIで、軽量で非常にシャープでAFが速く正確で、PetaPixelの年間最優秀レンズ賞に選ばれた。

    2024年の最後に登場したのはFE28-70mm F2 GMで、ソニーは大成功を収めた。キヤノンRF28-70mm F2Lにインスピレーションを受けたこのレンズは、より小型軽量でシャープになっている。高価だがその価値は明らかで、PetaPixelの最優秀ズームレンズ賞を受賞した。

    ソニーの2024年の評価はA-:PetaPixelの 2024 年アワードは、ソニーが完全制覇した。ソニーの製品の中にはFE24-50mm F2.8 Gや新しいAPS-Cキットズームレンズなど、やや刺激に欠けるものもあり、平均点をわずかに下げているが、それを除けばソニーは2024年に素晴らしい成果を上げている。

 

今年のソニーは新型カメラの数こそ少なかったですが、訴求力の高い製品が多く、PetaPixelの総合評価はA-と非常に高い評価となっています。

α1II は正常進化モデルでα9 III ほどのインパクトはなかったものの、画質を含めて全体的に改善されているようで、時間が経って発表時よりも評価が上がってますね。レンズに関しては、最近のソニーは小型軽量と高画質を両立しており、PetaPixelの高評価も納得が行きます。