パナソニックの2024年の新製品の評価はm4/3は「D-」だがLUMIX Sは「B」

PetaPixelに、2024年のパナソニックの振り返り記事が掲載されています。

Panasonic in 2024: A Little Bit of Everything

  • パナソニックはm4/3に関しては今年は静かだったが、悪くはなかった。6月にはGH7が登場し、このカメラはハイブリッドクリエイターにとって非常に強力で有能なカメラだ。そして今週、パナソニックはG95のマイナーチェンジモデルであるG97(日本ではG99M2)を発表した。G97は目を見張るほどの製品ではなく、新機能も少ない。m4/3レンズは今年は何も登場しなかった。

    FZ80D(国内ではFZ85D)はFZ80の若干のアップデートで、野鳥や野生動物愛好家にとって手頃なカメラだ。このカメラはオリジナルが好きだったので、後継機が登場したのを嬉しく思う。

    LUMIX Sはm4/3よりも遥かに動きがある。S9はスタイリッシュなフルサイズカメラとして成功しているが、パフォーマンスと柔軟性の点では不十分だ。しかし、あとから18-40mm F4.5-6.3が登場したことでS9の人気は更に高まった。

    当初S9は質の悪い26mm F8と共に発売されたが、これはPetaPixelの2024年のワーストレンズという不名誉な評価を受けている。S 100mm F2.8 Macroは非常に優れており、2024年のベスト単焦点レンズの有力候補になった。S 28-200mm F4-7.1 Macroも手頃な価格で軽く多用途で印象的なレンズだ。

    パナソニックはm4/3では大きな動きはしていないが、GH7は素晴らしいカメラだ。しかし、m4/3システムへの信頼を維持するのに十分とは言えなず、GH7の素晴らしさにかかわらずOM SYSTEMと同じ運命を免れることはできないだろう。

    パナソニックはLUMIX Sシステムによって低迷から脱却した。S9は18-40mmの登場で興味深いものになり、100mm F2.8マクロは素晴らしいく、28-200mmはLマウントの空白地帯を埋めてくれるレンズだ。パナソニックの2つのシステムの2024年の別個に評価するとm4/3は「D-」、LUMIX Sは「B」だ。しかし、全体としてみた場合の評価は「C」だ。

 

PetaPixelのパナソニックの評価は、m4/3に関してはレンズが登場しなかったことで低い評価になっていますが、動画フラッグシップ機のGH7とG99のマイナーチェンジ機のG99M2の2機種が登場しているので、m4/3ユーザーはm4/3システム存続にまずは安心できる内容と言ってよさそうです。とは言え、PetaPixelはm4/3の将来をOM SYSTEMと共に悲観的に捉えているようですね。

Lマウント機に関しては、S9の他にここでは触れられていませんがマイナーチェンジ機のS5Dも登場しています。レンズは26mm F8、18-40mm F4.5-6.3、28-200mm F4-7.1、100mm F2.8 Macroと結構な数が登場しており、レンズに関しては明らかにm4/3よりフルサイズに力が入っていて、今後のシステムの充実が期待できそうです。