PetaPixelに、富士フイルムマネージャーのインタビューが掲載されています。
・'Never Say Never:' Fujifilm Exec Won't Close Door on Launching Film Camera
- 富士フイルムは独自のニッチ市場を開拓しようとしており、競合他社とは少し異なる運営をすることで継続的な成功を収めている。特に英国では、フルサイズカメラを販売しなくても独自の強みを発揮できることが証明された。
- (X100VIが入手困難な理由は?)
X100VIの発売日は前代未聞の出来事だった。誰も注文がこんなに加速するとは予想できなかった。批判は多いが、その背景で何が起こっているのかを見なければ、否定的な結論に達するのは簡単だ。カメラの開発と発売には長くて2年かかり、計画が動き出したら大きな方向転換は簡単ではない。供給量を2倍あるいはそれ以上に増やすには長い時間がかかる。依然として需要は非常に高いが、待ち時間は着実に短縮している。 - (2024年のトレンドはフィルムカメラだが、フィルムカメラは登場するのか?)
絶対ないとは言わないが、どうなるかは分からない。フィルムの売上を見ると間違いなくフィルムは大きく復活している。しかし、どんなビジネスでも短期的な流行りよりも長期的な見通しを分析する必要がある。そして、当社には既にInstaxがある。
以前に富士フイルムはインタビューで「フィルム回帰には限界が見えている」というフィルムカメラブームに対するやや否定的な発言をしていましたが、今回のインタビューでは「フィルムが大きく復活している」と述べており、フィルムカメラについて若干前向きになっているような印象を受けます。
PetaPixelは2025年の予想で富士フイルムのフィルムカメラを予想していましたが、どうなることでしょうかね。
クリーシー
フイルムでも利益が出せるとなれば製品化もあるでしょう。
ですがミラーボックスやシャッター周りなどのアフターサービスも考えないといけませんからね。
デジタルと違ってフイルム機は末永い使用になる可能性もある事からそういったものの手当てをどう考えるかにもよりますね。
今ですねフイルム価格調べたら「え?」っていう位高価になってたんですね。
私がフイルムで撮ってた時代は24枚撮りで400円台だったんですけど・・・。
余りの高騰ぶりに絶句してしまいました。
フジカラーSUPERIA X-TRA 400は在庫がなくなり次第販売終了とありますが高感度フイルムは終売か・・・。
少なくとも今の私には手が出せませんな。
E2H2
Pentax17の実機を初めて見た時に物欲がモロに刺激されたことを思い出しました。
今でもなるべく視界に入れないようにしています。
ただフィルムや現像のコストを考慮して手がでないと判断しています。
富士なら刺激的な forme でプレゼンすると思うけどやはり現状デジタルの選択肢となりそうです。
ペンタファン
元(?)フィルムメーカーとしての矜恃があるなら、コンパクトなのでも一台ぐらいフィルムカメラを出しても良さそうに思うのですが、全体的なコストの高さを考えると、利潤を求める企業としては手を出しづらいのでしょうね。フィルムカメラ時代の技術者もほとんど引退したでしょうし。
欧米向けなら日本に比べるとまだフィルムのニーズは高いかもしれませんが。
スナッキー
現像要らずで手軽、アナログ、一点ものという意味ではinstaxが良いというのには同意します。
アレなら写真術というよりもコミュニケーションツールになり得る。
ブローニーサイズなのでフジの技術の結晶、645の良いレンズを付けた大人のinstaxカメラを作る事も可能なのでは?と。
PENTAXにもその辺は参加してもらって色々盛り上げていただきたいなと思ったり。
ホルガばかりに美味しいところを持って行かせずinstaxに新ジャンルを作る方向で進めれば面白いのかな?らと思います。
instaxの二眼レフとかもいいかもそれませんね!
ヤス
35mmフィルム1本現像して写真にするのに、万近くかかるのに、商売になるほどいるのですかね?
カメラで完結するinstaxは良いと思います。
スナッキーさん
>instaxの二眼レフとかもいいかもそれませんね!
既にあります。
https://mint-camera.jp/tl70/
M爺
フイルムカメラには、真っ暗な湿式現象というトンネル装置を通らなければ、結像しないという根本システムが存在します。このトンネル装置が市井では老朽化し、都市部でないと即日仕上げもままならない現状ですが、一時モノクロフイルムでパトローネに直接液を注入し現像というシステムがありましたが、カラーフイルムでも、例えば浸透力の強いスプレー式の現像システムなどといった簡便な現像システムが構築出来れば、見通しは明るいかも知れません。乾式のデジタル結像システムと湿式のフイルム結像システムには、映像の結像方法に根本的な違いがある事を私たちは認識しておかないといけないと思います。一時期の流行病でフイルム文化を埋没させないためにも、新しい現像システムを構築する熟慮が必要であると考えます。
タロウカジャ
まずフィルムの販売価格現像価格をもう少し頑張っていただきたい。
新規にカメラを開発されるよりかなり困難な課題ですが、古いカメラそして新しいカメラを単なる置物にしてしまわないように道具として生かせる環境を提供して頂きたい。
フィルムカメラの開発はフィルムを知り尽くしている会社なので良いものができると期待しています。
SoA
富士フィルムならば、 Instax のラインでフィルム感度のバリエーションを増やすとか、レンズをもう少しマニア向けにするとかレンジファインダー機構にするとかでも良い気がします。ぜひアナログ市場も盛り上げて頂きたい。
元OMファン
クラッセを再生産する訳にはいかないのでしょうか?
いくつものフィルムカメラをまだ持っておりますので、自分に必要性は少ないのですが、
あれは山登りのカメラがデジタルメインになったいまも、
逆に押さえのフィルムカメラとして一台持って行きたいカメラであります。軽いし。