Photons to Photosに、キヤノンのフラッグシップ機「EOS R1」のダイナミックレンジと高感度性能の測定データが掲載されています。
機種名 | 最大ダイナミックレンジ | ローライトISO | ローライトEV |
EOS R1 | 10.82 | 5582 | 10.80 |
EOS R3 | 11.91 | 6617 | 11.05 |
EOS-1DX III | 11.26 | 4915 | 10.62 |
EOS R6 II | 11.52 | 5575 | 10.80 |
EOS R5 II | 11.45 | 4846 | 10.60 |
Z9 | 11.30 | 4144 | 10.37 |
α9II | 10.90 | 5709 | 10.84 |
α9III | 10.00 | 4646 | 10.54 |
α1 | 11.36 | 5215 | 10.70 |
- EOS R1とα9II、α9IIIとのダイナミックレンジの比較
- EOS R1とZ9、α1とのダイナミックレンジの比較
- EOS R1とEOS R5 Mark II、EOS R6 Mark IIとのダイナミックレンジの比較
- EOS R1とEOS R3のダイナミックレンジの比較
EOS R1の積層型センサーのダイナミックレンジは、EOS R3よりも劣る結果になっていますが、R1はシンクロ1/320秒の超高速読み出しのセンサーであることを考えれば、それほどダイナミックレンジが広くないのも仕方のないところかもしれませんね。とは言え、おおまかに言ってα9IIと同程度なので、実用的には全く問題はなさそうです。
高感度に関しては5582と優秀な数値ですが、キヤノン機はグラフから見て取れるように低感度からRAWにノイズリダクションがかかっている(グラフが三角になっている)ので、他社機と高感度性能を比較する場合は、参考程度に見ておいた方がよさそうです。
キヨシ
EOS R6 II がバランス取れて良さそうな気がしますね。
rocky
EOS R3 の方が全般的に数値が良いですね。こうして見ると、R1 とR3 は別々の役割を負って進化していきそうです。R1 は一瞬の失敗も許されない報道などのプロの現場で、R3 はR5系と共に作品作りを目指した最高性能機としてユーザーから愛されて行くんじゃないでしょうか。
KEN
R1はビクセルが4分割されているので、ダイナミックレンジとISOに関してはその分不利になるのかと思ってましたがその通りのデータかと思いました。
現在はR3の裏面照射型CMOSセンサーの性能がCanonでは抜きん出ており、来春にはR6 MarkⅢにも搭載されると噂されていますが、R6 MarkⅡは表面照射型CMOSセンサーながらこの数値とは驚かされますね。
但し、R3はメカシャッター使用時も電子シャッター使用時も数値は殆ど変わりませんが、R6 MarkⅡは電子シャッター使用時との差が大きくなるので一概には比較できないかと思います。
それだけR3のセンサー性能は高いことが裏付けされましたが、R1でも1DX MarkⅢから買い替えるだけの十分な性能は持っていると感じました。
あり
R3が積層センサーなのに数値が凄いですね。
他のカメラにも採用されるんでしょうか?
wave_function
R1の1画素は4分割ではなく2分割です。4画素(RGGB)で構成される1ベイヤー配列のG1画素のみ横分割Dual pixel、他のRGBは従来同様の縦分割のpixelです。
人間の目はGに最も感度が高く各波長に対する感度も広くなっています。形を認識する上ではGだけで更に1画素だけだは完璧ではありませんが十分ではないかと思っています。
タスク
速度と画質の両立は難しそうですね
サルーイン湯浅
あれ、EOSR1のグラフ、今視てみたら、
▽ではなく○になっているんだが?