キヤノンには「LUMIX S9」や「X-M5」のような小型のカメラが必要

Canon Rumorsに、2024年のキヤノンの製品の総括が掲載されています。

Canon Year in Review: Richard's Hits and Misses of 2024

  • 今年のキヤノンは、EOS R5 Mark IIとEOS R1の2つのカメラで競り合った。これらはキヤノンが市場における存在感を示し、恐らくソニーにα1 Mark IIを発表させた要因になったのだろう。
  • EOS R1:R1はRFシリーズのラインアップを完成させる1シリーズのカメラとして登場した。多くの人がもっと高解像度のα1のようなカメラを期待していたかもしれないが、キヤノンはソニーと異なり、ユーザーと購入層を重視する方針だ。このカメラの初期受注が販売店で苦戦していない点を見ると、キヤノンの選択は正しかったと思われる。
  • RF28-70mm F2.8 IS STM:価格は少々高めだが、サイズ、スピード、コストパフォーマンスのバランスが取れたレンズとして高評価を得た。このレンズはEOS R8など小型のフルサイズカメラに非常に適しており、軽量でありながら高速撮影が可能な旅行用の選択肢として魅力的だ。

  • 今年のキヤノンの製品には大きな失敗は見当たらないが、以下の点では首をかしげた。
  • RF-S7.8mm F4 STM DUAL:Apple Vision Pro向けに開発されたこのレンズは、現時点では市場に大きな影響を与えていない。将来的には評価が変わるかもしれませんが、現状では需要がほとんどなく、失敗作と言わざるを得ない。
  • 小型カメラの欠如:LUMIX S9や富士フイルムX-M5のような小型カメラがラインアップに欠けている点は、キヤノンの大きなミスといえるだろう。2025年にはこの点が改善されることを期待する。

 

今年のキヤノンはEOS R1やEOS R5 Mark II などのプロ・ハイアマ用の機器が充実した年だったので、来年はエントリークラスのフルサイズ機や各種APS-C機の登場に期待したいところですね。S9やX-M5のようなコンパクトな箱型カメラは、以前はキヤノンもEOS Mシリーズでラインナップしていたので、EOS Rシリーズでこのようなカメラが復活しても不思議はありませんね。