キヤノンがグローバルシャッター搭載のSuper35センサーの外販を開始

キヤノンが外販用のSuper35のグローバルシャッターセンサーを発表しています。

Canon makes Super35 global shutter sensor available to third parties

  • キヤノンは4K/60対応のSuper35(APS-Cに近い)サイズのグローバルシャッター搭載動画用センサーを他のメーカーに提供する。

    この1030万画素センサーは、同社の産業機器および半導体事業部門の製品ページに追加されている。センサーサイズは27.4 x 15.3mmで、アスペクト比は16:9、クロップファクターはフルサイズと比較して1.34倍だ。

    このセンサーの4288 x 2398ピクセルという解像度は、明らかに4K映像を提供することを目的としたものだ。このセンサーは自社カメラへの導入よりも先に外部メーカーへの提供が開始された。

    このセンサーはEOS C700 GSのセンサーとはサイズが異なるので、同じセンサーではないと推測される。この新しいセンサーがEOS C700 GS後継機に採用される可能性はあるだろう。

    キヤノンはアスペクト比16:9のフルサイズのグローバルシャッターセンサーを既に2023年の初めから提供している。

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キヤノンがSuper35のグローバルシャッターセンサーの外販を始めるようです。このセンサーはSuper35なのでコンシューマー機のEOSシリーズへの採用はないと思いますが、Cinema EOSの新型機への採用は十分に考えられそうです。

キヤノンは産業用には既にフルサイズのグローバルシャッターセンサーを発売しているということなので、スチル用のEOSへのグローバルシャッターセンサーの採用は技術的にはそれほどハードルは高くなさそうですね。