Lマウントの活性化にはエントリーからミドルクラスの競争力のある製品が必要

PetaPixelのレビュアー達が、YouTubeチャンネルでLマウントシステムに関していくつかの提案をしています。

Is L-Mount Worth Investing Into?

  • Lマウントの成功している部分は、アライアンスの中核としてライカのプレミアム製品、そしてパナソニックの技術力、シグマのコストパフォーマンスの高い製品が組み合わさり、多様な選択肢を提供していることだ。
  • Lマウントの課題:Lマウント全体のエコシステムの発展が期待されていたが、市場シェアや製品ラインアップにおいて他の競合マウントと比較して勢いが弱い。特に初心者向けや中級者向けの製品が不足している点が課題として挙げられる。
  • ライカSL3-Sは一般的なユーザーにとっては手が届きにくい価格設定で、Lマウントアライアンス全体のエコシステムを活性化するには、エントリーレベルから中級者向けの製品が必要だ。
  • パナソニックとシグマがどのような製品を今後提供するかによって、Lマウントがエコシステムとしてより広がりを持てるかが決まる。特に市場シェア拡大の鍵となるのは、中価格帯での競争力のある製品の投入だ。
  • Lマウントアライアンスが写真業界全体において重要な役割を果たす可能性があるが、現在の市場の状況ではさらなる発展が必要だ。

 

LマウントはニコンZ5やEOS RPと同価格帯の製品は無く、確かにエントリークラスの製品は弱いような気がしますが、LUMIX S9やシグマfpが一応エントリー機に近い価格になってはいますね。とは言え、これらのカメラはメカシャッターレスで、ある程度カメラに詳しい人向けのカメラという気もします。

パナソニックはm4/3もあるので、Lマウントの低価格機の投入は、m4/3との競合を考慮する必要もあるのかもしれませんね。Lマウントのミドルクラスに関しては、LUMIX S5IIが比較的低価格で結構競争力があるように思えます。