ソニーが「FE16mm F1.8 G」を正式発表

ソニーがフルサイズ用の超広角単焦点レンズ「FE16mm F1.8 G」を正式に発表しました。

Sony 16mm f/1.8 G Is Nearly As Wide as 14mm f/1.8 GM but Way Cheaper(petapixel)

  • ソニーの新しい16mm F1.8 Gは、写真家やビデオグラファーに手頃な価格の大口径広角単焦点レンズを提供するものだ。価格は米国で799.99ドルで4月上旬に発売予定だ。

    FE14mm F1.8 GM は少し大きすぎるサイズで価格も高く、フロントフィルターを装着できないが、FE16mm F1.8 Gは小型軽量で価格は800ドルで、一般的な67mmのフィルターを装着できる。

    このレンズの重量はわずか304g、全長はわずか75mmだ。鏡筒にはフォーカスリングと専用の絞り制御リングがあり、絞りリングはクリックを解除できる。防塵・防湿設計で、レンズの継ぎ目、ボタン、スイッチはすべてシーリングされている。鏡筒にはフォーカスホールドボタン、フォーカスモードスイッチ、絞りロックスイッチが付いている。

    レンズ構成は12群15枚で3枚の高度非球面 (AA) レンズと 3枚の超低分散 (ED) レンズが使用されている。11枚羽根の円形絞りを備えており、滑らかなボケを実現している。

    このレンズには、高速、正確、静かなAFを実現する 2つのXD リニアモーターが組み込まれている。

    AF使用時には最短撮影距離は0.15mで、MF時にはわずか0.13mになる。最大倍率はAF時に0.25倍、MF時に0.3倍だ。このレンズはハイブリッド ユーザーを念頭に置いて設計されているため、フォーカスブリージングは最小限に抑えられており、ブリージング補正にも対応している。動画ユーザーはリニアレスポンスのフォーカスコントロールを高く評価することだろう。

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FE16mm F1.8は非常に軽量コンパクトで、67mmのそれほど大きくないサイズのフィルターが使用でき、超広角としては最大撮影倍率も高いので非常に使い勝手がよさそうです。このサイズなら大口径の超広角レンズを気軽に持ち歩けますね。光学性能に関しては、以前のSARのインプレ記事でこのレンズは天体には向かないと述べられていましたが、これが本当なのかどうかが気になるところです。