phototrendに、OMDS(OM SYTEM)製品企画・ブランド戦略担当副社長のインタビューが掲載されています。
- (OM SYSTEMの財務状況は?)
報告書は公開できないが、過去3年、売上と利益が増加している。会社の規模は小さくなったが、継続的に利益を出せる体制に変革することができた。 - (OM-3の開発の経緯とデザインについて)
OM-3のコンセプトは「本物らしさ」と「創造性」の両方を兼ね備えたカメラを作ることだ。そこで、OM-1のハードとソフトをベースにして、この新しいカメラを設計することに決めた。特にグリップについては、付けるべきかどうかが議論になったが、最終的にはグリップを搭載しないことに決めた。グリップがなくても、例えばED 12-100mm F4を装着して快適に使用できるからだ。 - (フィルムカメラを開発は検討しているのか?)
現時点ではフィルムカメラの予定はない。 - (OM-3がOM-1II を凌駕してしまう恐れはない?)
これらの機種は用途が異なるため、競合するとは考えていない。OM-1は野生動物、野鳥、マクロ撮影、アウトドアに適している。OM-3ではより気軽に写真撮影を始めたいという新しいタイプのユーザーにアプローチしたいと考えている。 - (4/3センサーのプレミアムコンパクトカメラの登場はあるのか?)
現時点ではそのような計画はないが、そのような製品の商業的な可能性について研究はしている。 - (OM-3はストリート写真用としては多機能すぎて価格が高くなる心配はないか?)
OM-3はストリートだけでなく、旅先の風景撮影も目指した。プロファイルコントロールとCP機能はプレミアムな機能を正当な価格で提供しており、ユーザーの期待に完全に応えていると考えている。 - (OM-3のEVFがOM-1の576万ドットではなくOM-5の236万ドットなのにはがっかりした)
OM-3のEVFはドット数はOM-1IIよりも少ないが屋外での視認性が優れている。 - (いくつかのメーカーは非常にコンパクトなボディでエントリー機に再参入しているが、PEN EP-7の後継機は検討しているのか?)
PENシリーズはOM SYSTEMの中核となる製品であり、後継機の可能性を積極的に検討している。 - (パナソニックが2600万画素 4/3センサーを採用しているが2000万画素より画素数が多いセンサーは採用しないのか?)
当社のセンサーは読み出し速度が速く、コンピュテーショナルフォトを可能にし、ローリングシャッター歪みを最小限の抑えることができる。これらのメリットを考慮すると、現在のセンサーは総合的に最高のパフォーマンスだと考えているが、当社はより高解像度のセンサーも含め、新しいセンサー技術を探求し続けている。多くの顧客と話をしているが、センサーの解像度の問題は、3、4年前に比べて重要性がかなり低くなっている。最も重要なことは、用途と撮影スタイルに最適なセンサーを選択することだ。
OM SYSTEMは継続的に利益を出せる体制に変革できたということで、m4/3ユーザーの方はまずは一安心ですね。
PENシリーズに関しては、「中核となる製品」「後継機の可能性を積極的に検討」と、PetaPixelのインタビューと同様に肯定的な発言で、新型機の登場もかなり期待できそうな雰囲気ですね。
doracame
OMDS(olympus)は、唯一Pen f 所有ですが、気軽に日常使いするにはちょっと...と感じているので、もっぱらPanaのLX100のⅠ&Ⅱ、GX7mk2を使うことが多いです。OMDSといえばアウトドア用途のように思われがちですが、優れたデザインのPenボディと優れた小型レンズでstreet photography派にも楽しみを分けていただきたいです。Penの行く先がとても楽しみです。Panaさんは、この辺の路線はあまり重視しなくなってしまったように感じられて寂しい限りですが...
デジタルXA
とりあえずは経営基盤が安定してきたのは朗報ですね。
PENシリーズも、このままフェードアウトは無いだろうとは思っていましたが、中核となる製品と明言してくれたので一安心。
ただ問題はどんな製品が出てくるのか。
既存ユーザーに耳を傾けてくれるのは嬉しいですが、シェアを上げるためには、購入に至らなかった理由にも注力した方がよろしいかと思います。
ま、そんな事はとっくに取組んでいますかね。
ふーしゅん
日頃N社のフル・APS-Cミラーレス機やレフ機とM4/3システムを併用していますが、やはりOMDS社のボディ+レンズのセットでの小型軽量さは有用で、一番持ち出す機会の多いものになっています。同じような人は多いのではないかと想像しますが、つまりそれだけ価値の在るシステムなのだと思います。今回OM-3で想定以上にユーザーの満足度を得られたとするなら、ここで一気にエントリー機も出していただき、ユーザーの裾野を広げられることを期待したいです。なくなるには惜しいシステムですので。
ミナトン2
財務状況については他所でも公開できないと仰ってるが、その理由を知りたいですね。
気になるユーザーもいると思います。
ゅぃ
同じ m4/3 の LUMIX を使っているので、とても興味があります。
ただ、確かに上位モデルは "コンピュテーショナル撮影" に長けていて魅力的な部分も多いと思いますが、流石に高額なモデルばかりでは長続きはしないと思いますので、PEN(EVFのないモデル)の後継機や、EVF搭載の低価格モデルをどうするかがとても気になります。
まぁ、LUMIX も最近出した G99M2 などもスタートダッシュ出来ている様には見えませんが…。
NK
マスを追わずに趣味性の高い製品で、
ロイヤリティの高い顧客をつなぎ留める・・・
これはあるべき戦略になりますね。
利益の確保が事業継続の基本ですが、
守りだけでなく、攻めの戦略、
さらなる飛躍を期待したいものですね。
攻めには当然リスクもつきもの。
そのバランスが腕の見せ所です。
無印OM-1ユーザー
低価格機のUSBc化を急がないとトータルの販売数が減って
フォーマットが終了しまうんじゃないかと心配しています。
まあ、今使っているカメラが使えなくなるわけではないので壊れるまでは使いますが、
ちょいと持ち出すにはOM-1は大きいからね。
旧OLYMPUS派
財務報告が出せないというとどうしても信頼度は低くなってしまいますが、本当に利益を出せる体制が整ったのであれば、ブランド名をもう一度検討していただけないものでしょうか。
"Olympus"が使えないとしても、せめて、~ Systemの"System"だけでも見直せないものでしょうか。
qwe
前も業績が好調という話題のときに書きましたが、法人向けのビジネスが事業構成割合のどれくらいを占めるのか? 一般向けのカメラがあまり売れている様子が無いので気になるところです。
OM SYSTEM というブランド名は、カメラ向けのブランド名として疑問を持ち続けているのですが、法人向け事業がほとんどになっているならば、実態を表す整合性の取れたブランド名ということになると思います。
Shiba
オリンパス時代を思い出すと、PENシリーズは2世代前のモデルがまだ市場に残っていて、型落ち価格でようやく在庫がはけるような状態だったので、それを思えば規模が小さくなったとはいえ、相当健全化されているのではないでしょうか。
あとはそろそろ“OM SYSTEM”の名前を一般の人にも認知してもらえるように、もう少し頑張ってもらえればと。
例えばモンベルや好日山荘で取り扱ってもらうなど、カメラ売り場以外でも手に取ってもらえる機会を増やせば、アウトドアに強いカメラメーカーとして、カメラを知らない人にも知ってもらえると思うのですが…
毎度「前のオリンパスです」と説明しなければならないのは、ユーザーとしてはとにかく寂しいので。
としにい
E-P7の後継機でもPEN-Fの後継機でも、どちらでも構いません。とても楽しみです。
私がOM SYSTEMに求める魅力は
・強力な防塵防滴性能
・強力な手ぶれ補正機能
・レンズを含めた小型軽量
です。
ここに魅力的なデザイン性と高い質感が加われば文句なしです。
SIGMA BFのような尖ったカメラは求めていません。
sasurai
会社四季報では、 2021 …営業利益 ▲18億円、2022 …営業利益 ▲6.4億円、2023 … 営業利益 ▲2.1億円、とありますので、OM-3が出て黒字に転換するかも知れませんね。
元OMファン
フルフレームカメラがひたすら目標とされたように感じた10年前とは異なり、
いまは、カメラ愛好家以外の方々に、
『スマホではなくカメラで写真を撮る』
『おしゃれなカメラを持ち歩く』
ことが再評価される時期が、やっと来たとも言えませんかね?
となれば、普段使いなら充分高画質なM4/3カメラも再評価される可能性があるのではないでしょうか?
値段もレンズを含めたサイズも。
もしかしたら、Pen Fは少し早くデビューし過ぎたのかも知れません。
いまこそ、質感の高いレンジファインダースタイルのPen F II(或いはGX7Ⅳ)は、フルフレーム志向の無い多くの一般人?に訴求できるのではないですかね?
安くは無いけど高過ぎず、
持ち歩くには大き過ぎず、
少しばかり重量感はあって質感が高く、
レンズ交換も出来る…。
たうざぁ
同じセンサーを使い続けることで基本的なハードやソフトの開発コストを抑えられるというのもあるのかなと感じました。
その分、オリンパス時代のわくわく感はなくなりましたが。
他には全体的なデジカメの価格高騰で、強気の価格設定ができるようになったのもあるのかもしれませんね。こちらも為替相場の影響とか受けそうですが・・
ひの
よくもわるくも中古含めて、市場のレンズ在庫が豊富なせいで、ビジネスチャンスを逃している気がします。
ユーザーにとっては価格がこなれていいのですが、メーカーとしては出荷ができない。
RFレンズの戦略は酷評されもしますが、商売的には成功しているようです。
あちらの批評を研究して、過去との互換性は大事にしつつ、OMらしい新規軸(もっと軽量、動画やフォーカス機能、表現など)と連動するレンズシリーズも、一案としてどうかと思います。
ちばちば
フィルムカメラと違って、フルサイズミラーレスはレンズが大きく重く高価で、アマチュアが使うには適していないように感じます。
物価高の影響もあり、m4/3やAPS-Cが見直されています。
Pen-Fもそうですが、パナのGMも登場が早すぎたのかもしれません。
まここ
もはやカメラも手軽に手を出せるものでは無くなった感がします。
センサーサイズ的にスマホに喰われる位置にいますが、小型軽量の原点に立ち返り、比較的安価でファッショナブルな機種を出せば、少しは持ち直せそうでは。
ただ、オリンパス時代のXZ-1のF1.8プレートが邪魔だったように、OM SYSTEMのロゴが前にデカデカとあるのは勘弁。
マスター
決算公告は会社法で定められていますが、OMDSは第1期(2021年)を最後にしていません。
「報告書は公開できないが」ではなく、ちゃんと公告して財務状況を教えて欲しいですね
マーク
製品ラインナップの集約、カタログや製品梱包の簡素化等、黒字化に向けた合理化努力を感じます。OM-3の様な新たなコンセプトの商品投入もあり、これをきっかけに事業拡大すると良いです。OMは唯一無二、自分にとって世界一のカメラです。応援しています。
AMS
私的には、カメラで飯食っている訳でなく、趣味でやっているだけなので、OM-1レベルの重くデカイカメラは余り興味はなく、OM-5くらいのカメラが丁度いい!
このレベルのカメラ、利益率も低いだろうが、数は出ると思うので、OM-1の性能、機能の一部がどんどんフィードバックして貰いたいですね。
やはり軽量コンパクトさは武器。
早く、OM-1の性能、機能の一部をフィードバックされたOM-5MarkIIが発売しないかな。