ソニーはサードパーティー製レンズの連写速度の制限を撤廃するべき

SARのYoutubeサイトで、ソニーのサードパーティー製レンズの機能制限に対する意見動画が投稿されています。

Sony must remove the 15fps continuous AF restriction for third-party lenses!

  • Facebookに投稿された動画の話だが、そこではEマウント用のシグマ300-600mm F4 DG OSが、ニコンZ8にサードパーティ製の安価なマウントアダプターとソニー製の2倍テレコンを使って装着されていた。この映像では、ニコンのカメラがフルにAFを使って、フルスピードで連写が可能なことが分かる。

    この映像を見て、本当にモヤモヤした。これはEマウントユーザーの多くが、何年も前から悩んできた問題だからだ。つまり、サードパーティ製レンズをソニーのカメラで使うと、連写速度が15コマ/秒に制限される。

    この制限がなぜ存在するのか、理解できない。これは明らかにソフトウェア的な制限で、ハードウェアには何の問題もない。

    Eマウント用に設計されたレンズが、他社のマウント(Zマウント)でより高性能に動作するというのは、まったくもっておかしいことなので、私はソニーにこの15コマ/秒の制限を撤廃するようにお願いしたい。

    この制限には意味がなく、将来的には不利にはたらくと私は考えている。なぜなら、キヤノンはRFマウントを徐々に開放しており、ニコンも同様になると思うからだ。

    そうなれば、より多くのサードパーティ製レンズがニコンやキヤノン向けに作られるようになり、それらのマウントでは完全に動作しても、ソニーだけが制限されたままになる可能性がある。これでは、本当に意味がないことだ。

 

Zマウント機では、シグマのEマウントレンズが連写速度やテレコンの制限なく使えるというのは、興味深い結果ですね。これはハードウェア的には、シグマのレンズは15コマ/秒よりも速い連写にもソニー製テレコンにも問題なく対応できるということなので、ソニーが制限の解除を決めれば、ファームウェアの調整だけでAF連動の高速連写を実現できることになりますね。

ただ、ユーザーから見ればサードパーティー製レンズの制限は無くなるのが理想的ですが、メーカーから見ると、連写やテレコンの制限はサードパーティーと純正レンズを差別化して、純正レンズの売上を確保するために必要な手段なのかもしれません。連写等の「制限を解除する場合はマウントのライセンス料を取る」あたりが現実的な落とし所でしょうか。