キヤノンがVCMシリーズの大口径超広角単焦点レンズ「RF20mm F1.4 L VCM」を正式に発表しました。
・New Canon RF 20mm f/1.4 L VCM Is Canon's Widest f/1.4 Lens Ever(PetaPixel)
- スチル/動画のハイブリッドユーザーに対応するために、VCMシリーズのレンズは、クリックのない手動絞りリング、最小限のフォーカスブリージング、およびキヤノンのボイスコイルモーターAFテクノロジーを備えている。
- ボイスコイルモーター(VCM)は、より重いレンズ群を動かすことができるため、より迅速で滑らかなオートフォーカスを実現する。
- レンズ構成は11群15枚でスーパーUDレンズ1枚、UDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、BRレンズ1枚が使用されている。BRレンズは色収差の低減を約束する。
- キヤノンはまた、新しい RF 20mm F1.4 Lを天体写真に適したレンズにするために多大な努力を費やした。そのため、このレンズは隅の星でさえも、シャープで正確な描写を約束する。ただし、これにはデジタル補正を最大限に活用する必要がある。
- サイズは他のVCMレンズと同じで全長99.3mm、最大径76.5mmだ。どのレンズも同じ67mmのフィルターを装着できる。重さは519gだ。
- RF 20mm F1.4 L VCM レンズは、4月に出荷が開始され、希望小売価格は 1,699 ドルだ。
RF20mm F1.4 L VCMは他のVMCシリーズと同じサイズで、重さも同程度、F1.4の20mmレンズとしては軽量コンパクトな設計になっています。サイズが抑えられているので開放付近の周辺部の描写が気になるところですが、「天体写真に使えるように多大な努力をした」と明言されているので、コマ収差や非点収差の良好な補正が期待できそうです。また、BRレンズが採用されているので軸上色収差の無いすっきりとしたボケも期待できそうですね。
35mm好き
なぜRF35mmF1.4にはBRレンズを採用しなかったのだろう。
ぷくぷく
このレンズの開発秘話を聞いてみたい。Canonさん、お願い!
万年初心者
RFレンズで期待していた「明るい広角レンズ」です。
星景写真へ活用できる事を願っています。
SIGMAの20mmF1.4 DGDN ArtをEマウントで使用していますが、本レンズもそれと同等の描写が出る事に期待。
hui
電子補正依存という事は新しいR1やR5IIは優位に働く可能性がありますね
歪曲の他に何らかの画像処理をカメラ内で施すのでしょうか?
気になる一本です
キヤノンの株主
楽しみなレンズがまた発表されました。
キヤノンユーザーとしてなかなか良い感じです。
VCMシリーズのレンズ、とりあえずパープルフリンジがひどい?と評価のあった35mmは購入しました。私の審美眼ではキヤノンの反則級レンズ補正技術・デジタルレンズオプティマイザの効果もあるのか、抜けの良い描写に全く問題なしでした。
今回発表の20mmもデジタルレンズオプティマイザ等々の有効活用、BRレンズも加わって更に良さそう。このシリーズ、標準や広角の大三元レンズの代わりに全部揃えても面白いかもしれないと検討しています。
ビュウ
とても魅力的なレンズで欲しいと思っていますが、価格が思っていたより高く、すぐには買えそうにありません。
私はあまり動画を撮らないので、欲を言えば同じ焦点距離とF値でスチル向けの安価なモデルを出してもらえたら理想的です(私の用途としては星撮りがメインになりそうなので、AFは STMでも問題ありません)。
今後新しい広角の大口径レンズが出ないか気にしつつ、コツコツお金を貯めようと思います。
アイリス
星を良く撮るものとして非常に興味の湧くレンズですが、星はデジタル補正前提です、とハッキリ言われると正直不安な感覚になります。
歪曲も減光も補正が簡単とは言え強烈な後処理を良く行う星の写真では他の被写体なら気付けない部分も強調処理で粗が炙り出されてしまう事もしばしばあります。
とにかく星の作例が見たい所ですが公式HPのサンプルは殆ど星が写ってないタイムラプスのみ、コマ収差の拡大写真もサイズ小さすぎて評価出来なくてモヤモヤ、実際の所星撮りに十分使えるのか、レビューを待ちたいと思います。