キヤノン「EOS R7 Mark II」の予想スペック

Canon Rumorsに、キヤノンEOS R7 Mark IIのスペックに関する噂&予想の記事が掲載されています。

Canon EOS R7 Mark II: Minor Tweaks or a Major Transformation?

  • キヤノンのEOS 7Dシリーズはまさにベイビー1Dと言える存在だったが、現在、EOS R7 Mark IIがその地位を継承するかもしれないという噂が流れている。当サイトでも2月にそのような噂を掲載した。

    ではEOS R7 Mark IIに何を期待するべきなのだろうか? 最も議論されているのはセンサーで、低画素化するとディテールにこだわる野生動物写真家が離れてしまうだろうし、高画素化するとEOS R5 Mark IIに近い画素数になってしまうので、現実的な落とし所は新しい積層型の3250万画素センサーだろう。EOS R7 Mark IIに必要なのは高解像度化ではなく読み出しの高速化だ。

    連写はDIGIC Xとの組み合わせで40コマ/秒が期待できるが、30コマ/秒でも十分だろう。懸念されるのはバッファ容量で、これは改善が必要だ。バッファが1秒でいっぱいになる状況では高速連写はあまり意味がない。

    AFはDIGICアクセラレータ搭載でAIAFが強化され、現行のR7で時折発生していたAFミス(特に飛んでいる鳥を撮影する場合)が改善されるだろう。

    動画に関しては8KはEOS R5 Mark IIの領域なので、次のような仕様になる可能性がより高いだろう。
    - 7Kオーバーサンプリングの4K60p
    - クロップありの4K120p
    - 大部分のモードで10bit 4:2:2
    - C-Log3
    - 熱管理は改善されるがアクティな冷却機構は搭載されない

    フルHD240fpsのスローモーション撮影は、キヤノンはハイエンド機に限定する傾向があり、搭載されたとしても画質が劣る場合が多い。

    EOS R7 Mark IIのエルゴノミクスはEOS R5 Mark IIを継承すると思われる。グリップと操作レイアウト、そしてAFジョイステックの改良などが挙げられる。バッテリーグリップは冷却機構に対応していれば歓迎されるだろう。

    EVFは初代EOS R5から受け継いだ576万ドットのものになり、リフレッシュレートも向上する見込みだ。モニタはソニーのチルト+バリアングルは期待できないが、明るさと解像度の向上は期待できる。

    価格は初代R7の発売時の価格1499ドルよりも高くなることはほぼ確実だが、それでも2000ドル以下にはなるはずだ。発表時期は春は期待しすぎない方がいいだろう。第3四半期かまたは第4四半期が予想される。製造の都合で2025年遅くになる可能性もあるだろう。

 

EOS R7 Mark II は積層型センサーやDIGICアクセラレータを採用して、現行のR7よりも上のクラスのカメラに移行する可能性が高いようですね。このカメラは野鳥やスポーツなどを撮影する人には良い選択肢になりそうです。キヤノンが上位モデルのR1やR5IIの機能をどこまでAPS-C機に取り入れてくるのか、注目したいところです。