SonyAlphaRumorsに、ソニーのLiDARを搭載したSPADセンサーに関する噂が掲載されています。
・Rumors about a new Sony Global Shutter sensor with 2 layer and Lidar tech
- ある情報筋から次のような情報を入手した:
「ソニーセミコンダクターは、最新の2層トランジスタ技術を採用したフルサイズの4KグローバルシャッターSPADセンサーの量産を検討している。このセンサーは消費電力が高すぎるため、これがミラーレスカメラに使われることはないと思う。おそらくマシンビジョン用途、あるいはごく稀にシネマカメラ向けだろう」
このSPADセンサーは、正確なフォーカシングのためにLiDAR技術を使用している。そして、もしソニーが(LiDARを搭載した)フルサイズのグローバルシャッターセンサーを開発すれば、それは特にプロ向けの映像用途において非常に興味深い技術となるだろう。
しかし情報提供者が述べているように、これがすぐにαシリーズのカメラに使われるとは思えない。将来的に登場するFX3IIが、α9IIIと同じかそれ以上のグローバルシャッターセンサーを搭載してくれることを願っている。
SPADセンサーはキヤノンが2年ほど前に低照度用の業務用カメラに搭載していますが、ソニーも量産を開始する可能性があるようです。このセンサーがそのままαに使用されることはなさそうですが、フルサイズセンサーのへ2層トランジスタ技術の採用は、今後のαのセンサーに生かされる可能性が高そうですね。
ken2
車載のLiDAR用1/2.9サイズのものはすでに実用化されていますから、それのサイズ拡大版という感じでしょうか。
写真撮影用カメラに載せるには、記事にあるように消費電力が桁違いに大きいので、今は無理でも、いつかは実現してくれると大きなブレークスルーになりますね。
超々高感度も実現しますし、楽しみです。
mizuyoukan
SPADセンサーが一般カメラに降りてくれば
星景写真が楽に撮れるなあ
それまで生きられるかしら・・・・
Nanigashi300
夢のある話題ですねぇ。
「消費者用カメラはもう進化し尽くしたし、これ以上顧客が求める物も特に無い」という時代が、理論上当分来ないことになります。
どのメーカーも切磋琢磨ながら、長生きして欲しいですね。
ろくろう
SPADはシングル・フォトン・アバランシェ・ダイオードの略で、電子が雪崩(アヴァランシェ)のごとく増倍して大電流を得るとこから来てるみたいです
そうなると低消費電力化にはSPAD以外の仕組みが必要なんですかね?
microzukoh
SPADの大電流は、電子1個と比べてたらというような意味で、実際には微少電流だろうと思います。
むしろ、1個の光子の到着を超高時間分解能でカウントしなきゃいけないので、そっちの回路で電力消費してたりするんじゃないでしょうか。
まぁこの辺りは技術進歩でどうにでもなるんじゃないですかね…。
キャノンのSPADの技術デモで、光が空間を進むのを時間分解した動画があって、目を疑いました。
こういう技術が民生写真の分野で使われるようになると、人の目で見ることが出来ないものを撮る、という写真の醍醐味がまた広がるのだろうと思います。期待してます。
いお
DJIのLiDERフォーカスとか、マニュアルだとフォーカス位置がモニターに表示されて手に取るように分かるのでめちゃくちゃ便利なんですよね。
SPADセンサーが「正確なフォーカシングのためにLiDAR技術を使用している」とありますが、どちらかというとMFに恩恵がある技術な気がしていて、AFではむしろ”どこにフォーカスを合わせるか”のAIのほうが重要だと思っていますが、どうなんでしょうね。
もちろん情報は多いに越したことはないですけど。