リコーはミラーレス市場参入の可能性を模索している?

DigitalCameraWorldに、リコーのミラーレス用レンズの特許情報をもとにした考察記事が掲載されています。

Wait... did Pentax just leak a bunch of MIRRORLESS camera lenses?

  • ペンタックスは現在、ミラーレス用レンズを開発しているのだろうか?親会社リコーの特許出願は、その可能性を強く示唆している。ペンタックスが新たな道を歩み始め、キヤノンやニコンに倣ってミラーレスに注力し、一眼レフ用ペンタックスレンズの開発を中止する可能性もあるだろう。

    2025年5月30日に公開されたリコーの分割特許出願P2025083507には、「70-150mm F4.5-5.6 SR」、「150-250mm SR」、「70-180mm F4-6.3 SRミラーレス」を含む、合計6つの光学系が掲載されている。

    Camera Betaはこの特許について「ミラーレスカメラ用に設計され、リアフォーカスを採用し、手ブレ補正を搭載している...リコーの新たな動きに期待する」と述べている。

    ペンタックスは一眼レフで知られているが、最近の特許申請はペンタックスがミラーレス市場へ進出する可能性があることを示唆している。しかし、興奮しすぎる前に、特許申請はまだ初期の検討段階であることを念頭に置いておく必要がある。ペンタックスからミラーレスカメラシステム用レンズに関する発表はまだない。

    特許の光学システムを詳しく見ていくと、実施例7のミラーレス用の光学系は18mmのバックフォーカスとインナーズーム設計を採用しており、フルサイズミラーレス用レンズの有力候補と言えるだろう。一方、実施例4と5は非常にバックフォーカスが短く、これらはブリッジカメラ向けの設計だろう。

    ペンタックスはミラレース市場参入の可能性を模索しているのだろうか? これはほぼ確実だろう。そうでなければ、このような光学系の特許を出願することはない。ペンタックスがミラーレスに注力し、一眼レフレンズの生産を完全に終える可能性はあるのだろうか? もしあるとしてもまだその段階ではないだろう。一眼レフからの完全な移行は、現時点では賢明な選択とは言えないだろう。

    ペンタックスが近日中に公式に声明を出すのか、それともこれは単なる構想で市場には投入しないのか、注目していきたい。

 

リコーがフルサイズミラーレスで使用可能なレンズの特許を出願しているようですが、これが何の用途を想定しているのが気になるところですね。

DigitalCameraWorldはリコーがミラーレス市場参入を検討していると考えているようですが、今から、ミラーレスシステムを一から構築するのは、開発リソース的に少々大変なような気がします。とは言え、リコー/ペンタックスブランドのミラーレスカメラも見てみたいところですね。