富士フイルムが「X100VI」「X-M5」「X-T50」「X-T5」の生産国を日本に変更?

DigitalCameraWorldに、富士フイルムの「X100VI」「X-M5」「X-T50」「X-T5」の生産国の変更に関する記事が掲載されています。

Fujifilm just launched a "new" X100VI - and three more cameras. The X100VI-JP could be a good sign for tariff-weary photographers

  • 富士フイルムの人気カメラ、X100VIやX-M5は入手困難で、米国では新たな関税のために状況はさらに悪化している。しかし、同社のオンラインストアや米国の量販店B&Hに奇妙な新商品が掲載されており、富士フイルムが人気カメラの生産を中国から日本へ戻す動きが見られる。

    富士フイルムの米国オンラインストアに、X100VI-JP、X-T5-JP、X-T50-JP、X-M5-JPという新規商品が掲載された。これらの商品名には「Japan」が含まれ、オリジナルモデルとは異なるSKU番号が使用されている。日本生産のモデルのうち3機種は富士フイルムの米国ウェブサイトで在庫切れと表示されており、X-T5-JPについては2つのキットが既に販売中と表示​​されている。

    これらのモデルは、JPが付いていないカメラと価格と仕様は同一のようだ。これらの機種は厳密には「新モデル」ではないかもしれないが、新しいSKU番号は、米国在住の富士フイルムファンにとって安心材料となるかもしれない。なぜなら、富士フイルムが関税のために価格を上げるのではなく、生産拠点を移転する可能性が高いからだ。

    米国の小売店B&Hも同様に、4機種すべてに新製品を掲載しており、名称に「Japan」を追加している。これらの日本版の機種についてはB&Hでは7~14営業日で入荷予定と記載されている。

    富士フイルムUSAは問い合わせにはまだ回答していない。しかし、同社は最新の財務報告書で、「サプライチェーンの見直し、さらなるコスト削減、製品・価格戦略の再構築といった対策により、関税の影響を相殺できる可能性がある」と述べている。「Japan」生産の新モデルは、富士フイルムが価格を上げるのではなく生産を移転する可能性があることを示唆している。

 

富士フイルムが関税対策で4機種の生産国を中国から日本に変更しているようですね。日本国内で販売されるカメラは引き続き中国製になるのか、それとも全て日本製に切り替わるのか気になるところです。

生産国が変わっても製品の品質は基本的に変わらないとは思いますが、これらのカメラのMade in Japanの製品が欲しい方には、この話は朗報かもしれませんね。あとは、国内生産のカメラが出回ることで供給不足も改善して欲しいところです。