ライカのレンズ設計担当者が、雑誌のインタビュー記事でLマウントの新しいレンズについて言及しています。
・New Leica APO SL 135mm lens confirmed by Peter Karbe(Leica Rumors)
- 最新号の「The Camera from Wetzlar(ライカユーザーのための独立系マガジン)」において、光学の専門家であるピーター・カルベ氏へのインタビューが掲載され、ライカが新しいAPO SL 135mmレンズに取り組んでいることが明らかになった。
記者:将来的に135mmのSLアポ・エルマリートは登場するのか?もちろん、バリオ・エルマリートSL 70-200mm f/2.8は素晴らしいレンズだが、少々かさばるし、軽量とは言いがたい。アポクロマート設計の135mm望遠レンズは、SLシリーズのレンズラインナップにとって素晴らしいものになると思わないだろうか?
カルベ氏:すでに取り組んでいる。
記者:本当?信じられない!(我々は驚きを隠せない。この反応は、ライカがユーザーの声に耳を傾けているだけでなく、市場の先を読んでいることを示している。彼の返答があまりに断定的だったので、「いつ発売なのか?」や「詳細は?」などと聞くことすらしなかった。これは「The Camera from Wetzlar」にとってスクープだ。SLシリーズに135mmのアポレンズが登場する!)
Lマウント用の135mmの開発は既に行われているようで、ライカの幹部がこれだけはっきりと述べているということは、もうかなり開発は進んでいるのかもしれませんね。最近のライカのLマウントレンズはシグマのOEMが多いですが、このレンズはオリジナルの光学系になるのかどうかが気になるところです。
ロードスターくん
f値にもよるけど、コレは興味深い。
Sigma 135mm DG HSM の代替になるのかどうか。
まぁお値段はかなりのモノになりそうですが。。。
たっつん
21mmから90mmまでのアポズミクロンは、同じサイズですが、135はどうなるのか。
シグマと設計は同じレンズでも、海外サイトの比較では妥協がない仕上がりになっているようですね。
自分にとってLeicaと言えば単焦点しか思い浮かばず、Leica設計のズームと言えば、初期に出た16ー35とかですかね。
しかしあれはミノルタ設計と言う話を聞きますが、実際はどうなんでしょう。
135がLeica設計で出るならば、21mmアポズミクロンと変わらない価格なのかなと。
カルベ氏が言うには、SL用のレンズはLeicaの中でも最高だと言う話ですから、期待は高まります。
ヤマ
135mmのSLアポ・エルマリートですか…めちゃくちゃ興味あります。S9だけ持ってますがさすがにレンズとのバランス悪そうでLマウントのカメラが欲しくなります。
ニコンの135mmPlenaとの比較とか見てみたいですね。
コンタレックス・ブルズアイことピータービルト
「アポ・クロマート」いいですね。
一眼レフ時代から各社、出されておりますが、
これを機に各社、撮り比べ描写比較みたいなことを企画していただけますと、
時代背景、技術の推移など、ユーザーの参考にもなりますし、各社の設計指向や
設計者の意図などもわかってくるのかな?とも想っております。
今の設計思想は、「あらゆる収差を無くす」、いわゆる無収差レンズを
最終地点においているせいか、最近のレンズは、当然、写りはいいんですけれども、どのメーカーのどのレンズも個性の少ないものになってきているのかな、
とも想っております。
昔、ソフトがまだ本格的に導入されていない時期は、レンズ設計者が
「いかにして、収差と付き合っていくか」「いかに収差のバランスを捕って表現
していくか」と設計者の想いがこもったレンズ達は、とても個性豊かでした。
今回のライカさんのレンズ、いろいろな意味で期待しております。