フィルムカメラブームは終わりつつある?

DigitalCameraWorldに、フィルムカメラブームの現在の状況に関する記事が掲載されています。

Has the film photography resurgence finally run its course?

  • ここ数年、フィルム写真をあらゆるところで見かけるようになった。ヴィンテージのコンパクトカメラは高騰し、SNSには粒子の粗い写真が溢れ、まるでフィルムカメラが復活したかのようだったが、突然それは終わった。最近、フィルム写真の話題は静まってきたように感じる。

    かつて35mmコンパクトカメラやフィルムを巡る熱狂は、全く別のものへと移り変わっている。それは手間も費用もかからないX halfのようなレトロなデジタルカメラで、人々がフィルムカメラに求めていたノスタルジックな美学を体現している。

    多くの写真家にとってはフィルムはトレンドではなく、あくまで作品作りのためのツールであり、それはこれからも変わらない。

    しかし、レトロな雰囲気や美的感覚を求めてフィルムコンパクトカメラを買った、いわゆる「カジュアルユーザー」の間では、デジタルが主流になっているようだ。デジタルならスキャンに何日も何週間も待つ必要はない。

    興味深いことに、フィルム写真は一般のカメラマンの間では人気を失いつつある一方で、ハリウッドは積極的に活用し始めている。

    おそらく写真の世界でも、そうした方向に戻りつつあるのかもしれない。つまり、フィルムは広く普及した手段ではなく、ニッチで特別な選択肢になるということだ。もしかすると、次は一眼レフが「レトロな憧れ」の対象になる日が来るかもしれない。

 

以前は中古コンパクトフィルムカメラやPENTAX 17等の記事で盛り上がっていましたが、最近は確かにフィルムカメラの話をあまり聞かなくなったような気がします。

ブームが下火になったとすれば、やはりフィルム代や現像料金でランニングコストがかかりすぎるためでしょうか。これだけフィルムが高くなると、興味を持っていてもフィルムカメラで写真を撮り続けるのは難しいのかもしれませんね。