富士フイルムは「X Half」よりももっとメインストリーム向けのコンパクトカメラを作ってほしい

DigitalCameraWorldに、コンパクトカメラに関する意見記事が掲載されています。

Caught off guard: Camera makers scramble to make compacts great again

  • SNSの時代、トレンドや需要は瞬く間に変化する。そのため、予想外のタイミングで、レンズ固定式のコンパクトカメラが復活した。しかし、生産終了となった人気モデルの多くに高額な値段が付けられていることから判断すると、カメラメーカーの(コンパクトカメラへの)対応は十分ではないようだ。

    富士フイルムX Half は、実際にはフィルムカメラを作らずにフィルム写真のブームをどのように活用するかという疑問に対する答えであった可能性が高いが、非常にコンパクトなレンズ固定式カメラでもあるという点で、(コンパクトカメラ投入の)タイミングとしてはほぼ完璧だ。

    しかし、もっとメインストリーム向けのカメラを検討してみてはどうだろうか?例えば、クラシックなスタイルのX10 / X20 / X30シリーズの復活などだ。それに比べると、X100シリーズはコンパクトさが物足りない。大型センサーには確かに利点があるものの、X20とX30はどちらもかなり良好な結果を残している。

    ネットを見ると、どうやら私だけがそう思っているわけではないようだ。つまり、ミラーレスやデジタル一眼レフを所有する写真愛好家でさえ、高級なコンパクトカメラを欲しがっているということだ。リコーGRIIIシリーズの根強い人気もこのことを証明している。

    最近、オフィスを少し整理していたら富士フイルムのXF1が見つかった。このカメラはマニュアルズームで、RAWに対応し、フィルムシミュレーションを搭載し、完全なマニュアル操作も可能なまさに宝石のようなカメラだ。このようなカメラを使うと不思議なほど満足感がある。スマートなコンパクトカメラの新たな黄金時代の到来を願うばかりだ。

 

ハイエンドコンパクトはAPS-Cやフルサイズが主流になっていますが、この記事ではそれらよりももう少し小さいサイズのハイエンドコンパクトの復活を願っているようですね。

X20 / X30のセンサーは2/3型ですが、今、このクラスを復活するとしたらスマートフォンと画質で差別化するのが難しいので、何を売りにするのかが結構難しそうでね。