「E-M10 Mark IV後継機」は防塵防滴だけ追加すれば画期的な製品になる

DigitalCameraWorldに、OM SYSTEM(OMDS)のE-M10シリーズに関する意見記事が掲載されています。

The Olympus OM-D E-M10 Mark IV is compact, retro, and capable. But if there's one thing I would want in a successor, it's this

  • E -M10 Mark IVは、OMの型番にまだ移行していない唯一のカメラだ。2020年8月に発売されてから既に5年が経過しており、その古さゆえに、この人気カメラの将来に関する噂も飛び交っている。

    最近の噂ではE-M10シリーズは後継機が作られないかもしれないと言われているが、私はそうではないと思う。初夏のOM SYSTEM幹部とのインタビューで、同社はE-M10 Mark IVが依然として最も人気のあるモデルの1つであり、「今後もこの方向性で開発を続けていく」と述べた。

    OM SYSTEMのコメントでは、部品不足のような事態がない限り、低価格機のラインアップは何らかの形で継続されることを示唆しているようだ。E-M10 Mark IV シリーズの売れ行きの好調さを考えると、OM SYSTEM がなんらかの低価格機のシリーズを継続しないとしたら驚きだ。

    大きな問題は、OM-5 Mark IIのようなより高価なミドルレンジモデルを凌駕することなく、E-M10シリーズをどのようにアップデートできるかということだと思う。現在、OM-5 Mark IIは連写速度が2倍になり、位相差AFの性能が向上し、手ブレ補正機能も強化され、プロセッサーも新しくなり、IP53の防塵防滴性能も備えている。

    上記の機能の中で、E-M10シリーズが低価格帯でありながら本当に役立つと思う機能は、防塵防滴機能だ。OM SYSTEMは最近、高性能なアウトドアカメラに注力しているが、低価格帯の製品には防塵防滴機能は搭載されていない。防塵防滴機能があれば、E-M10シリーズでもより多くの場所で撮影できるようになる。

    OM SYSTEMはアウトドア対応カメラの開発に注力しており、E-M10シリーズの他の機能はMark IVとほぼ同等であっても、防塵防滴があれば画期的な製品となるだろう。

 

43rumorsではE-M10(OM-10)シリーズは終了するという噂を掲載していましたが、DigitalCameraWorldは引き続きE-M10シリーズの後継機が登場すると考えているようです。

E-M10シリーズの新型機を出すとすると、確かにOM-5 Mark IIとの差別化に苦労しそうですが、DigitalCameraWorldが提案する「E-M10 Mark IVに防塵防滴だけを付けて後はそのまま」という仕様は、アウトドア向けの廉価モデルとして意外に魅力的なカメラに仕上げるかもしれませんね。