PetaPixelに、キヤノンが中国でアナウンスした「古いデジタルカメラを分解・再構築しアート作品へと生まれ変わらせるサービス」が紹介されています。
・Canon Can Turn Beloved Old Digital Cameras Into Incredible Models
- 「上海国際写真機材・デジタルイメージング展示会(P&I)」で、キヤノンチャイナは、古いデジタルカメラを芸術作品へと変貌させる新しいカメラ変身サービスを発表した。これは、古いカメラボディを分解・再構成して、非常にクールなモデルに仕立て上げるというものだ。
キヤノンチャイナがPetaPixelに語ったところによると、現在世界中には、使われなくなった古いデジタルカメラが多数存在する。カメラが古すぎる、あるいは故障してしまったなどの理由で使われなくなったものの、多くの写真家にとっては思い入れのある大切な機材だ。捨てるのは忍びないという人も少なくない。
この新しい「カメラ変身サービス」では、キヤノンの技術者がそうした愛着のあるカメラを分解し、オーダーメイドのアート作品として再構成する。まさに新たな命を吹き込むこのサービスは、キヤノンのサステナビリティの目標とも合致している。現時点では、このサービスは中国国内限定で、キヤノンチャイナの顧客のみが対象だ。
キヤノンチャイナによれば、このサービスはすべてのキヤノン製レンズ交換式デジタルカメラ製品に対応可能で、各依頼に順次個別対応する方針だ。依頼への対応には約1か月を要する見込みで、モデルごとに最適なカスタマイズ手法を検討するとのことだ。
価格はまだ未定だが、このサービスはまもなく中国国内のキヤノンサービスセンターで開始される予定だ。
展示会では、この改造サービスの例として、EOS-1D Xが紹介されていた。このカメラは、各部品に分解され、記念用スタンドの上に美しく配置されていた。
写真家にとってカメラはただの道具ではなく、深い絆を持つ相棒だ。そんなお気に入りのカメラを作品として生まれ変わらせるという発想は素晴らしいアイデアと言えるだろう。
カメラを分解・再構築してアート作品にするとは、キヤノンも面白いサービスを始めましたね。現在は中国のみでのサービスのようですが、中国で好評を博したら他の国でも実施する可能性はあるかもしれません。ただ、このサービスは全て手作業で行うことになるでしょうし、価格はそれなりに高くなりそうな気がします。
Toshi
「芸術写真」ならぬ「芸術カメラ」ですね。
僕はこういうの大歓迎です。
他のメーカーにも対応した自作キットみたいなのでないかな。
ヤマ
愛着のあるカメラが壊れたまま手放せず手元にあります。
このサービスを利用し仕事部屋のインテリアにしたいですがキヤノンじゃない…他メーカーも対応してほしいです。
まここ
国内でもたまに見られる、ミニチュアランドセルのような部分もあるんですね。
使えるアートとして、元の機器の外見のまま最新のミラーレスの中身に生まれ変わらせるのは、流石に難しいのですね。
rocky
手元にある最も歴史あるCanonカメラはFTbでレンズも黄変してますが、これをアートにしたいか?というと、やはり原型を留めた形で愛でたいですね。せいぜいシボ革をカラフルにする程度なら良いかなと思います。
ダブルマウント使い
これはいいですね。日本でも他のメーカーでもやってほしいです。
Tomo
ペットが逝去されたあとに剥製にしてもらうようなイメージでしょうか。
シュワシュワ
こういうのはいいですね
自分も今の愛機を使い終わったらカットモデルとかにして飾りたいです
ゅぃ
私は古いクルマに乗っているのですが、あるサービスの方が、何かにつけ、「部品を交換しても直る保証は無い」とか「この金額なら乗り換えた方が...」などとやたら乗り換えを推奨してくるので、「あなた方が扱っている製品は、そんな簡単なモノじゃないですよ(怒)」と私にしては珍しく、ショールーム内で怒ったことがありました。
やはり、カメラも同じですよね。
憧れてバイトを掛け持ちしてやっと手に入れたとか、新品は買えなかったけれど、頑張って中古のそこそこの製品を手に入れたとか…。
あの時、このカメラであんなモノを撮ったとか、誰かと旅行した時に一緒に持っていったとか…。
友人は亡き恩師に頂いた万年筆を結構な額を出して直してもらっていましたし。
とにかく、思い入れのある製品は傍らに居てほしいですよね。
本当に素晴らしい取り組みだと思います。
KISS Rを待ちながら
メカニカルカメラでないと修理して使えない。。と思ってましたがこれは目からウロコですね
懐と飾る場所に余裕が必要ではありますが、なかなかマニア心をくすぐる取り組みかなと思います
Nanigashi300
サスティナビリティと言えばそうですね。ユニークな試みだと思います。
でも、「芸術」という言葉選びが当てはまるかどうか、やや微妙な印象もあります。勘違いも生まれそう。
「使い古した愛機を骨董品として楽しめる形にする」ことを表現するには、もっと相応しい言葉があるのでは?
国内にこのサービスが輸入されるときには、それらしい名前になったらいいですね。例えば「アーティファクト・リワーク」みたいな。
鵜来
こういうのを好む方々が一定数いるのであれば
サービスとして行うのは良いんじゃないですか?
個人的にはデジタル機器である以上、
年数が経てば商品としての価値は下がりますし
どうやっても良いものがでてきます。
道具は道具として割り切ってますので
壊れる前に入れ替えしますので、デジカメに
こういった愛着は感じません。
qwe
自分の場合は、もしカメラが壊れて、それが愛着あり持っておきたいと思うならば、カメラくらいの大きさの物ならそのまま取っておきます。もしこのサービスを利用するとすれば、そんなに思い入れがなく捨てるような物があれば、もう少し別の楽しみ方ができるかもと検討するかもしれません。