CNNに、コダックの経営危機に関するニュースが掲載されています。
- 創業133年の写真メーカー、イーストマン・コダックは11日の決算報告で、約5億ドルに上る債務を返済するための「確約された融資または利用可能な流動性」がないと述べた。「こうした状況は、当社の企業としての継続能力に重大な疑義を生じさせる」としている。
コダックは、退職年金制度への支払いを停止することで現金を捻出することを目指している。関税については、カメラやインク、フィルムなど多くの製品を米国で製造しているため、事業に「実質的な影響」を与えるとは想定していないという。
コダックの広報は12日、CNNへの声明で、「期日前に融資の大部分を返済し、残りの債務や優先株債務を修正・延長、または借り換えできると確信している」と述べた。コダックの株価は12日正午に25%あまり下落した。
コダックは1892年設立。コダックはカメラとフィルムの製造で1世紀にわたり成功を収めた。エコノミスト誌によると、1970年代のある時点では、米国におけるフィルム販売の90%、カメラ販売の85%を占めるほどだったという。
しかし市場での圧倒的地位は、同社が開発した(デジタルカメラの)技術によって終焉を迎えた。
最近、コダックの低価格コンパクトカメラが日本で非常に良く売れていて、販売ランキングの上位を占めることも多かったので、あまり経営が厳しいというイメージはありませんでしたが、CNNの報道によるとかなり危機的な状況のようですね。
低価格コンパクトカメラはともかくとして、コダックのフィルムはなくなるとフィルカメラファンには大打撃なので、なんとか上手く切り抜けて欲しいところです。
ドラネコ
フィルム機何台か持ってますが、それこそ単なる箱、置物になる危険性もありますね。デジカメは故障したらほぼ終了ですが、フィルム機は半永久的に使えます。中華などフィルムを供給しているメーカーはありますが、大御所のコダックがこれでは不安しかないですね。
wow
別の記事によるとコダックの業績悪化は取引量の減少とアルミニウム・製造コストの増加が主原因とのこと。BCNランキングではコダックがコンデジ市場を席捲しているとのことでしたが、いくら低価格機を売ってもあまり足しにはならないのでしょうね。
フィルム兄
Kodakのフィルムの供給が絶たれるとフィルム趣味は致命傷になりかねませんね…
富士はフィルム生産は縮小しているし、定番フィルムをどうするのか…という問題になってきます。
daipa
時代の変化には抗えないのでしょうか? 低価格のコンデジでは、大きな流れはなかなか。
トヨヒデ
フィルム写真をまだ続けているものとしては、コダックフィルムの消滅は免れて欲しいです。ただフィルム消滅の足音が近付いてきていますね、残念ですが…。フィルムの使用量が減る→売れないのでフィルムの価格が上がる→高いのでフィルムを買わない→フィルムの使用量が減るの悪循環に陥っていて、もう引き返せない状態になっている気がします。
コダックはコンデジの売上も良いですし、業績は悪く無いと思っていましたが、経営は火の車だったのですね。
kmz
13年前の倒産以降は事業形態を変えて、今は印刷事業が主力らしいですが厳しいのですね。
Kodak名をライセンスして別会社がデジカメや眼鏡レンズを出していますがライセンス料は少ないのかもしれないですね。
フィルムの製造は今もKodak本体がやっているようなので心配です。
爺ショック
1970~2000を主にヨーロッパで過ごした写真家の兄が昨年末他界し、家族として現在遺品の整理をしているが、残された膨大なカラーポジフィルム(飯の種としてフイルムライブラリーで貸出されてたオリジナル)、作家として撮っていたモノクロのネガ、及びカメラ以外の撮影用品や暗室の引き伸ばし機などは、結局どこに聞いても二束三文にもならず、もう廃棄するしかないという結論に向き合っています。
いくら価値を感じ、時代の残した宝のように思っていても、フイルムの時代は終わったというのが正直突きつけられている事の実感で、このニュースも何だか今我々が置かれた状況とつながってることのように感じました。
もはや金に糸目をつけない一部の趣味人以外、フイルムは扱えるものではなくなったんじゃないかと思う。残念で仕方がないのですが。
タロウカジャ
富士フィルムのネガカラーフィルムはKodakに依存ているとのことなので、Kodakの今後の動向がフィルムでの撮影に致命的な打撃を与える可能性があります。
どこかの企業体がフィルム部門だけでも引き受けてくれないかなと思う次第です。
私自身はフィルム撮影の手順を忘れないためほんの少しフィルム撮影をしていますが既にフィルムの価格と現像料が旨いランチの価格から夕食の価格になり撮影本数を縮小せざるを得なくなっていますが、今後Kodak再建のため一層の価格改定が発生するとフィルム撮影の終焉を迎えることになります。
なんとかKodakに頑張って頂きたいものです。
シュワシュワ
映画ではまだコダックのフィルムは使われているようですが心配ですね
ハリウッドとしてフィルム事業を保持するとかないのかな…
Yoshi
コダックのコンデジは基本的にライセンスビジネスだと思うので(中身はたしかJK Imagingだったかな)、いくらコンデジが売れても業績には貢献しないのでしょうかね。
わさびみそ
時代の流れは重々承知ですがKODAKには頑張ってほしいものです
富士フイルムやLomographyのフィルムの一部でKODAK製と思われるものがあったりしますから、KODAKのフィルム市場への影響は表向きのシェア以上に大きいと思います
いちユーザーとしては可能な限り買い支えるぐらいしかできませんが…細々とでも続くことを祈るばかりです
スタンダード
コダックが持ち堪えてくれないと、OEM生産しているフジのフィルムも消滅してしまいますね。そうしたら中古フィルムカメラも鑑賞品ですね。フィルムカメラの所作が楽しくて、デジタルとは別腹で楽しんでおり、何とか踏ん張って欲しいものです。
フィルム派理子派
こ、これはまずい。特にコダックのフィルム部門が逝ってしまったらフィルム文化が終わってしまう…
8mmフィルムも唯一手に入るのがコダックなのでまさに大打撃。救済の募金するでもなんでも良いのでなんとか生き残って欲しいです!!
SoA
もう普通のひとはフィルム写真は撮らないからね。アートのツールとしてはこれからもフィルムは残るでしょうが、より覚悟が無いと手が出ない物になるでしょうね。
ゅぃ
1990年代は、印刷会社の製版課に在籍していました。
当時の製版は紙の台紙(原稿)を台に登って撮る様な大きなカメラで撮影し、それを指定通りに、プリンターという機械で撮影、現像、他に指定があれば、またプリンターを使って…という様に、4枚の版(一般的な印刷物の版は4枚で1セット)を作るのに、大量にコダックのフィルムが使われていました。
しかし、現在の印刷会社での製版は、コンピューターの画面上で指定通りに現像してほぼ終わり…。
なので、カメラの部門は定かではありませんが、印刷関係のフィルムに関しては、かなり需要が減っていると思います。
これも 時代の流れ なのでしょうね。
ただ、当時は富士フイルムのフィルムより、コダックのフィルムの方が扱いやすかったので、カメラでもなるべくコダックを使っていました。
なので、なんとかして切り抜けてほしいと思います。
シロクロ
想像以上に危機的状況で驚きました、復活したのかなと勘違いしてましたけどそんな事はなかった……
クッキー
コダックは過去にも同様の状況があったんじゃなかったかな。
今回は難しそうですか。
コダックで思い出すのがコダクロームでカメラマンベストが当たるキャンペーンがあり、
普段はベルビアを使用していましたが、応募にコダクロームの外箱が必要なため買い求め応募したら、
見事に当選し胸にKodachromeと刺繍されたベストを今でも持っています。
thx4allthefish
実際のところどうかはわかりませんが、コダックが報道を否定するポストしてます。
https://x.com/Kodak/status/1955796193398714550
ぷくぷく
今アメリカではインフレの影響で歴史ある企業が価格転嫁できず資金繰りが難しくなってるみたいですね。先月もデルモンテが破綻してビックリしたくらいでしたし。
コダックにはフィルム文化の為にも頑張って欲しいですね。今から微量ですが応援発注しようと思います。