Fuji Rumorsに、富士フイルムのフィルムシミュレーション戦略に関する意見記事が掲載されています。
・Kodak Struggles -- Should Fujifilm License Its Legendary Film Names?
- コダックは最近、矛盾したメッセージを発信している。最初は、これ以上生き残れるかどうかわからないと述べており、次に、事業を継続するための計画があると述べた。富士フイルムは自らを変革し、繁栄したが、一方で、コダックは残念ながら生き残りに苦戦している。
コダックが生き残る道を見つけてくれることを願うが、もし事業を止めるのであれば、他の企業がそうする前に、富士フイルムがコダックの伝説的なフィルム名とスタイル(ポートラ、エクタクローム、トライX)のライセンスを取得し、自社のフィルムシミュレーションに追加するのが賢明だと思う。富士フイルムはこの機会を逃すべきではない。これについてどう思うだろうか?ビジネス上良い動きだと思わないだろうか?
コダックのフィルムのシミュレーションがあれば、それはそれでとても楽しめるとは思いますが、豊富な自社製フィルムの歴史のある富士フイルムが敢えてライバルメーカーだったコダックにライセンス料を払って、コダックのフィルムシミュレーションを組み込むのは、あまり実現性はないような気がします。
富士フイルムのライバルの他のカメラメーカーが、富士フイルムに対抗するためにコダックのフィルムシミュレーションを採用するなら、有り得そうな話だと思いますが。
Mスクエア
さすがに、フジフイルムにコダックのフィルムシュミレーションを貸し出すよりも、アプリメーカーにも既にそのような物があるので、それを充実させた方が良いと思います。
まあ、コダックの状況が報道にあった通りなのか、メーカーのコメントが正しいのかは分かりませんが、フィルムに慣れ親しんだ人が、「コダックの色」にこだわるのはあると思うけれど、それとて、記録ではなく記憶の範疇に入りそうだし、今デジカメで写真を撮っている人にとっては、フィルムシュミレーションて過去の遺物か、アクセントづけする為の物になって来そうな感じがします。
これからの人には、「コダックの色」って言うのが、理解できないかもしれないし。
muku
コダックのフィルムシュミレーションの買い手としてはカメラメーカーよりもAdobeが最適だと思います
ニコ太
素晴らしい発想ですね。コダクロームの重厚な発色、エクタクロームE100VSのベルビアとはまた異なる極彩色、またポートラNCなどを再現等あれば素敵です。ただお互いライバル企業ですし、メーカー同士のプライドみたいな部分をクリアできれば上手くいくような気もします。それでコダックも存続できれば社会貢献にもなるかと思います。
MSL987
フィルムシミュレーションのクラシッククロームは「20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真」をフジの社員さんが何枚も鑑賞して作ったものです。自社の具体的なフィルム銘柄は謳っていません。これをコダクロームで撮ったLIFE誌の写真と仮定すれば、あのクラシッククロームの濃いシアンの空はコダックのオマージュだと考えられます。
なおLUMIXのL.クラシックネオはポートラのオマージュのようです。色が薄いですが、やはり空がシアンですね。
SoA
フィルムシミュレーションってあくまで、風っていう事と理解してます。
既に色んな現象アプリでKodak風カラープロファイルが存在していますし、フジ機に搭載するメリットは余り無いように思います。
事業継続が危ういのなら、アプリライセンスよりも、フィルム製造技術やインフラを移管する道を模索して頂きたいです。
カルマ
フィルムシミュレーションって購入直後にある程度遊んだら、そのあとはほぼ設定いじらなくなる印象があるのですが、フジのユーザーは活用しているんですかね?
あと、そろそろフィルムで写真を撮ったことがない人たちが主流になるので、コダックのフィルム名が購入に繋がるのかかなり怪しいと思います。
もにゅ
どうせならAgfaとかそこらのを再現してほしいですけどねぇ
take
Panasonicと協調してLumix のリアルタイムLutにKodakカラーを組み込んでくれたら嬉しいのですがねえ Leica Monochromeも元を辿ればKodakのフィルム調と近い気がしますしL-クラシックネオはPortraを模しているともっぱらの噂ですから、L-アライアンスとは親和性がある気がします。
g
他社ライセンスより、クラシッククロームやノスタルジックネガ路線が良いと思います。
それよりフィルムシミュレーション無しの忠実な記録色モードをお願いしたいです。
カタスマー
カルマ さん
自分はRAW現像はあまりしないですが、フィルムシミュレーションは結構使い分けたりしてます
自分みたいな現像はするほどではないけどニュートラルな撮って出しだけだと少し満足できない層は使ってるんじゃないですかね
はっしん
ん~、難しい話だと思います。皆さんが仰るように、富士自身のフィルムシミュレーションも「~風」でデジタルでのフィルムの完全再現は不可能な話だからです。(とはいえ、既存のブランドがあるものは、フィルム技術者を交えて、かなり深い検討がされているはずですが。)
コダクローム信者だった私には、各社の有志でいれたそれ風のプロファイルの作例を見ても、「機嫌のいいときのコダクローム」はなく、本当にそれっぽいのは、コダックの一部のデジタル製品が出す絵だけの気がしています。特に、コダクロームは、みんな色が沈むっていうけど、光の条件が揃うと、深くて派手な色が素敵でした。(なので、フィルム時代の商業グラビア誌やCM撮影の印刷原稿も、ベルビアの前は、現像処理の時間がかかっても、コダクロームだったはずです。)
それは、複数人の当時の技術者と時間をかけてこだわって開発を進めても実現は難しく、且つ、需要があるかどうか。。。絵作りの文化を残すことは大切だとは思いますが。
みどりのオジさん
コダック社が既にレシピを持っていてそれにお金を払うのなら話は分かるけど、フィルムの「名前を使う権利」という意味でのライセンスですよね?色味の再現はまた別に自社開発するんだろうし、高い金払ってフィルムの名前使わずとも、「ノスタルジアヴィヴィット」とか「クラシカルモノクローム」とか、別の名前で良いような(笑)
Switch
コダックのモノクロフイルムでは、トライXがなんといっても有名ですが、
私的には、テクニカルパンをテクニドールで現像して出来上がったネガ
でプリントしたときに、今まで見たことのないような写真が出来上がった
のを思い出します。
モノクロフイルムのミレーションがもっとあるといいです。
Kentie
改めて20年以上前に KR で撮影した吉野山の桜を観てみましたが,退色もなく,誇張のない色合いが却って現実感があり好ましい印象です
高彩度の Velvia よりは忠実な色再現の Provia の方が近いのですが,やはりコダクロームの色調は厳然として存在します
富士フイルムによるコダクローム色調の再現には興味がありますが,正直需要がどの程度あるかというと「?」ですね
あと,大伸ばしのポスターでコダクロームが重宝されたのは,色調よりは粒状性が評価されてのことだったと記憶してます
内式の Velvia が粒状性で外式のコダクロームを上回ったため,その地位を譲ったはずです
mo
Phase Oneがコダックやアグファの公認エミュレーションをやってくれれば、Adobeに対する結構なアドバンテージになりそう。なかなか難しいでしょうけどね。
フヂ
FujifilmのデジタルカメラでKodakのフィルムをシミュレーションするのは
なんとなく「他人の褌(ふんどし)で相撲をとる」感じもしますね。
かといってもはやデジタル主流の時代なので、フィルム時代のレシピをどう扱うのかは難しい。
詳しくないのですが、著作権や特許が許されるのならパブリックライセンス的な扱いになるようにFujifilmもKodakも歩み寄ってもらえるとカメラユーザーは嬉しくなれそう。
Konica, Agfaなども独自色ありますし、赤外フィルム(白黒,カラー)やコピーフィルムなんかもシミュレーションできると面白いと思う。
Lam-zo
他社製品の調査・比較はフィルム時代に徹底的にやっているでしょうから、現時点でも特性のシミュレーションはそれなりの精度でできることでしょう。
ですが、フィルムの特性に縛られない自由な画作りこそがデジタルの良さですから、色々なフィルムシミュレーションの中に「かつての○○を連想させる」ようなものがあれば十分な気がします。
ミック兄さん
DxoやLightroomとか現像ソフトに実装してくれれば
カメラ関係なく使えるから楽しそうですけれどね。
北もんた
コダックの経営に影響するようなライセンス額はありえないのではないでしょうか。コダックフィルムレシピは既に出回ってますし、現行のフィルムシミュレーションを見ても、富士フイルムでもかなりコダックフィルムの研究はされているように感じますので、そこまでの支出はコスパが悪いと感じます。
それよりも、X一桁シリーズとX100シリーズそのものをライセンスして、アメリカで製造販売してもらった方がWinWinな気がしますが、どうでしょう。
かめ
富士フイルムにメリットがなさそうな話ですね
Kodak風レシピはすでにいくらでもありますし
それならmukuさんやミック兄さんがおっしゃるように、現像ソフト各社と手を組んだ方がユーザーは楽しめますし、往年フイルムのデジタル再現市場を長い目で見るとKodakの有効な生き残り手段の一つかとも思えます
ルリビタキ
ミック兄さんさん
DxO FilmPackを導入すればソフト単体のほか
DxO PhotoLabやLightroom、Photoshopからでも
Kodak、Agfa、Fijifilm、Ilfordなどの
ネガ、ポジ、デジタルなどのシュミレートが使えますよ。
ただ、Fujifilmのデジタルのフィルムシミュレーションは
途中のアップデートでFujifilmの要請により
Fujifilmのカメラで撮影されたもののみに
なってしまいましたが(機種依存あり)
それ以外はカメラメーカー・機種を選びません。。
https://ruribipata.exblog.jp/35509831/
https://ruribipata.exblog.jp/35535474/
モノクロフイルム限定では
DxO Nik Collectionのひとつに
Silver Efexというものがあります。
g
ACROSみたいにフィルムっぽい粒状表現をカラーでもやってほしいです。
低感度でも自然な粒状感があるような。
みなさん、他社ライセンス云々の前に、色付けのないニュートラルなRAWは必要とされないのでしょうか?
現状、すべてのFSは色に偏りがあります。
ProviaもReala AceもProNegStdも。
FSの魅力も、ニュートラルなモードがあってこそだと思うのですが。
さろめ
コダックブランドを買って強みにできるのはFujiよりむしろFuji以外のメーカーかと。
DJI OSMOシリーズなんかがちょうどいいのでは。Insta360は既にライカと協業してそれなりに結果出してますからね。
サボテン
最近クラッシッククロームにハマってる私としては大賛成です
10年くらい毎日フジを使ってて以前は一枚一枚RAW現像してましたが最近はJpegのみ
自分はフィルム機に何の思い入れもないですが、「PLOVIA」とか「ACROS」という昔から使われていたフィルムの名前は何となくワクワクします。「クラッシッククローム」とか「クラッシックネガ」じゃなく特定のフィルム名だと良かったのになぁと思ってました
「フィルムシュミレーション」という名称もいっその事「フィルム」ってしちゃえばいいのにw
m2_manta
コダックのフィルムライセンスは不要てす。
私は団塊世代です。カメラに夢中になった60年程前から鮮やかなエクタクローム、自然なコダクローム等と素晴らしいコダックのリバーサルフィルムの発色に魅了されました。
しかし、このコダックフィルムを使って知っているカメラマンが現在どれだけいるのだろうか?
富士のフィルムシミュレーションにしても、あのフィルム時代の富士の発色を記憶して使っているのか…疑問です?
私は、Velviaを多様しますが、フィルム時代はコダックやアグファを多用して富士カラーの発色を記憶して使っている訳ではありません!…只、あの派手な発色が素人好みだからです(。-_-。)
又フィルムシミュレーションの発色は、カメラが進化すれば、デジタルカメラの心臓部(イメージセンサー)や画像処理エンジンによって変化し全く同じ色の再現は出来ません。
ならば、ライセンス料を払ってフィルムシミュレーションの中に擬似エクタクローム等加える必要性は無い…無駄遣いになるだけです!
たうざぁ
DXOがFilmPackであれこれメーカー名フィルム名そのままでやってますし(撮像面サイズの違いによる粒状感の違いも設定できて面白いです)
わざわざフジがやることでもないかなと。
Yoshi
Adobe PremiereやDaVinci Resolveなどには、かつてコダックが開発したCineonカラーに変換する機能がありますし、DaVinciにはコダックの名を冠したLUTもデフォルトで入ってますね。(そう言えばこれにもライセンスが発生しているのかな…)
私もAdobeのような会社にライセンスするほうが現実的なのかなと思いますね。