キヤノンのコンデジ回帰が市場を活性化

BCN+Rに、最近のコンパクトカメラ市場の動向に関する記事が掲載されています。

キヤノンがコンデジ回帰を加速、市場をさらに活性化

  • コンパクトデジタルカメラでキヤノンのシェアが爆上がりしている。BCNランキングの集計で7月は5.3%と6位に沈んでいた同社だが、8月には27.1%と怒涛の回復。やすやすとトップシェアを奪還した。原動力は8月に受注再開した「PowerShot G7 X Mark III」。7月まで流通在庫のみで細々と販売されていたこのカメラ。8月には、いきなり15.6%のシェアを得てトップに躍り出た。

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  • キヤノンのコンデジ回帰は続く。同社は9月10日、2016年発売の超ロングセラー「IXY 650」のマイナーチェンジモデル「IXY 650 m」を10月下旬に発売すると発表した。
  • キヤノンは昨年のコンデジ年間シェアで23.4%でトップ。トップシェアの同社がコンデジ回帰の動きを加速することで、市場全体にも大きな影響を与えている。8月の販売前年比は台数で187.4%、金額では実に248.7%と大幅に拡大。
  • レンズ交換式カメラの価格高騰や巨大化とは正反対のカメラに対するニーズは意外に大きいと感じる。カメラメーカー各社には、コンデジに正面から向き合って、もう一度カメラの完成形を目指してほしい。

 

キヤノンは決算で「コンパクトカメラの生産を拡大する」と述べていましたが、その結果がBCNランキングの数字に現れていますね。

キヤノンは新しいVシリーズの投入に加えて、現行のコンデジ「G7 X III」「SX740 HS」の受注再開、IXY650のモデルチェンジなど、全体的にコンデジの販売を強化するようで、この動きは、記事で述べられているようにコンデジ市場の活性化につながりそうですね。