コダックが「コダカラー100」「コダカラー200」を発表

コダックが2種類の新しいカラーネガフィルムを発表しました。

The First Look at Kodak's New Kodacolor 100 and 200 35mm Color Negative Films(PetaPixel)

  • 昨日、コダックが新しいカラーフィルム「コダカラー100」を発売するというニュースが報じられた。同社はこの新フィルムに加え、第2弾となる「コダカラー200」も正式に発表した。35mm判フィルムの発売は、コダックにとって大胆な方向転換となる。このフィルムのサンプル画像は非常に印象的だ。

    コダックは現在も、エクター100、ゴールド200、ポートラ400、トライX400といった人気商品を含む、プロ仕様のスチル写真フィルムを製造しており、新製品のコダカラー100と200は注目を集めている。

    「フィルムの需要増加に対応するため、135フォーマットの2種類のカラーネガフィルム、コダカラー100とコダカラー200を発表できることを嬉しく思う」とコダックは述べている。

    コダカラー100とコダカラー200は現在多くの主要な販売店で在庫がある。価格は販売によって多少異なるが、36枚撮り1本で約9ドルと、カラーネガフィルムとしては手頃な価格になっている。

    コダック社によると、コダカラー100は、「きめ細かな粒子、彩度の高い色、高いシャープネス、広い露出ラチチュード、そして一貫した色再現」を実現するということだ。コダカラー 200に関しては、コダック社はコダカラー100 と多くの点で共通していると述べている。

    Unique Photo誌は、コダカラー100と200について、過度な彩度を抑えた「実物に忠実な」色再現を提供すると評している。自然な色を求める写真家にとって、コダカラーはコダックゴールド200よりも優れた選択肢であり、特に鮮やかな発色を望まない写真家にとってはエクター100よりも優れた選択肢であると述べている。

Kodak_kodacolor100_of_001.jpgコダックから新しい2種類のネガフィルムが登場しました。元記事のサンプル画像は非常に落ち着いた発色で、雰囲気のある写真が撮れそうなフィルムという印象です。国内での販売がどうなるかはまだ分かりませんが、フィルム市場が厳しい状況にある中、大手のコダックから新製品が登場したことはフィルカメラ愛好家からは大いに歓迎されそうです。