DigitalCameraWorldに、ソニーのラインナップに足りないレンズに関する意見記事が掲載されています。
・Why hasn't Sony made these 5 lenses, after 15 years and 82 lenses in its E-mount lineup?
- ソニーのEマウントレンズのラインナップは合計82本で、超広角から望遠まで幅広くカバーしているが、依然としていくつか足りないレンズがある。
- F0.95の超大口径レンズ:ニコンのZ58mm f/0.95が2018年に登場し、サードパティーも様々なF0.95のレンズを製造している。したがって、そのような市場が存在しないかのように振る舞うのはやめよう。
- 200mm F2:現在、シグマのLAOWAの2つのメーカーが最新の200mm F2を発表しているが、サードパーティーの製品では連写などの機能に完全対応しないことを考えると、依然としてソニー製の意義はあるかもしれない。スポーツカメラマンの定番でポートレートカメラマンにはとてつもない武器となるこのレンズに、ソニーがGMの魔法をかけてくれることに期待する。
- 800mmの単焦点レンズ:ソニーが800mmの単焦点レンズをラインナップしていないのは、かなり驚きだ。プロのスポーツ写真家に800mmは絶対に必要だ。
- ティルト-シフトレンズ:「キヤノンのTS-Eレンズを流用すればいいから、ティルト-シフトレンズを発売する必要はない」という意見をよく聞くが、富士フイルムが中判カメラ用にティルト-シフトレンズを発売するほど重要なカテゴリーだと考えているのだから、ソニーだってEマウントネイティブのティルト-シフトレンズリリースするべきだ!
- 魚眼レンズ:魚眼レンズがニッチなのは認めざるを得ないが、それでもなお、ソニーが魚眼レンズをリリースしていないことに驚いている。OMシステムは9mm F1.8 ProをオリンパスブランドからOMシステムブランドに変更するという手間をかけているので、明らかにまだ魚眼の需要はあるようだ。
F0.95のレンズに関しては、実用的には標準や準広角ならF1.2のレンズがあれば通常は十分だと思われるので、あまり優先順位は高くはなさそうな気がしますが、大口径FEレンズのシンボル的なレンズとして1本ラインナップするのはありかもしれませんね。
200mm F2はサードパーティー製ではEマウントはテレコンが使えないので、この点だけでも純正のメリットは大きいですね。
800mmは600mm+テレコンや400mm+テレコンでカバーできるという考えでしょうか。ティルトシフトレンズに関しては、他社のレンズがマウントアダプタで利用できることに加えて、シフトに関しては今は後処理での補正もできるので、それほど要望がないのでしょうか。
魚眼レンズはニッチとはいえ、根強い要望があるように感じるので、いつかはラインナップしてほしいところです。
QP
魚眼レンズについて、確実に必要です。
画質だけでなく表現が重要ですので。
他メーカー含めても最近のラインナップが全くなく、この点に関してはメーカー側とユーザーで大きく意識のすれ違いがあるのではないかと思います。
ズームでも15-16mmくらいの単焦点でもいいので、今のミラーレスに合ったAF機能のある機動性の高い製品のリリースをお願いしたいところです。
Tsu
SONYはF1.2のレンズでさえ50GMが初で、それ以降出てないところを見るといろんな意味で実用性を重視していると思います。
200mmF2.0は私なら50-150mmGMを選びますが、テレコン必須という人は居ると思うので要望が多ければ出てくる可能性はあるかもしれないですね。
800mm単も同様ですが800mm以上が不要であればテレコン内蔵のロクヨンの方が現実的だと思います。
TSはCanonの出来が良いのとAFは不要なので、ユーザー目線で考えると他のボディにも使えるEFマウントが最適なレンズだと思うので純正で出たとしても選ばないです。
魚眼もTSと同じ理由ですが魚眼ズームがGMで出てきたら需要はあると思います。
ラインナップは増えてるけど24-105mmのように更新を待ってる人も多いと思います。
個人的には噂だけだった100mmF1.4GMが出てほしいです。
隕石
200mmF2.0は必要
魚眼は一定数の需要があるのかな?
800mm単焦点も欲しい人はいるでしょうね
残りは無くても問題無いかな
Taro
不足しているレンズの筆頭といえばフルサイズのパンケーキだと長年思ってました…
軽量コンパクトを売りにするソニーなので尚更。
ここに入っていないのがちょっと意外でした。
ラビリンス
魚眼ですがミラーレス用として一般用の純正レンズを用意しているのは、特殊なCanonのVR用を除くとM43の2社だけです。
あとはサードパーティ製かレフ機時代のものしかありません。
ニッチな用途といいますが、対角線魚眼なら風景撮影で歪が出にくいアングルから狙うと、超広角レンズでは表現出来ない写真が撮れますよ。(これで何度か入選経験有!)
M43以外のメーカーは性能ばかりでなく「表現」というものをもう少し考えて欲しいですね。私はいつも小型軽量なパナの8mmF3.5をバックに入れて撮影に出掛けています。
ヤマ
200mmF2が1番納得です。
個人的には動画推しのソニーだけに電動ズームが付いた高倍率なズームレンズが足りていないというか古すぎてないのと同じと思ってます。
24-200mm更新してほしいです。(24-105mmよりも古い…)
サードパーティのこのあたりのレンズはズームリングがスムーズじゃない、28mmスタートになってしまう、AFが制限がある、ズームの回転が逆などしっくりこないのでソニーさんに是非24-200をお願いしたいです。
ZAE
ファッション写真には200mmF2は必要かもしれませんね
超望遠はスポーツとか風景かな?
個人的には防滴性能を高めて欲しい
パナとソニーは強い雨で使ったら浸水したことがある
ニコンやオリンパスの防滴はよく言われるように1ランク上だと思う
林檎狂
10mmくらいの単焦点がソニーに限らず、どこからも出ていないので、現状LAOWAの独壇場になっています。
国産メーカーからも10mmくらいの単焦点出してほしいです。
Aマウントで出ていた、500mm F8 REFLEXも、Eマウントで出してほしいです。
Aマウントのをアダプターで使うと、AF測距点を中央1点にしていてもワイドのようになってしまい、思った所にピントが合わないので、使い物にならないです。
APS-Cで18-300を使ってると、フルサイズで28-200だと望遠側が足りないので、ニコンが出してるような28-400くらいのを出してほしいです。
α7c2ユーザー
私はこういったニッチなレンズよりも
パンケーキレンズや既存の古い設計の単焦点レンズや24240の更新して欲しいですね。
フルサイズだけでなくapscもかなり古いレンズしかないので純正だけでみたらそちらの更新が嬉しいかな
山本
ニコンのNoctシリーズやMicroシリーズはもともと公的機関での需要があったから作られたような記憶があります
myc
ニーニーはGMレンズで欲しいですね。
テレコン内蔵なら尚良しです。
200mm F2、280mm F2.8をワンタッチで切り替えできるようなレンズなら個人的には最高です。
ソニーはこれまでまったくテレコン内蔵レンズを出してないみたいですが、テレコン内蔵には否定的なんでしょうかね。
Nikonの望遠レンズはテレコン内蔵のものがいくつか出てるので良いなと思ってます。
400mm F2.8 GM IIの噂も時々出るようですが、軽量なテレコン内蔵モデルをお願いしたいです。
週末星撮り
今Eマウントにない物だとご意見出ているようにパンケーキや超超広角レンズほしいです。
あとは400mmF4.5のような小型望遠単。
GMの古い物100400も本当は更新してほしいのですが…
EBC
F0.95のレンズと言うとノクトは高すぎますし中華メーカーは描写がかなり甘いですし
実用的な製品はコシナに任せればよし、ではダメなんですかね?
YK
魚眼は一応FE28mmF2にフィッシュアイコンバーターって手があるけどもう10年前だし単体のコンパクトな魚眼が出ても良さそうですね。
個人的にはパンケーキレンズが欲しいかな。
24,40,50mmの小型のGレンズが比較的最近出ましたがもっと薄いのを希望します。
anthony
キャノンやニコンがティルトシフトレンズを出していない今ソニーがティルトシフトレンズを出せば、一気に市場を席捲出来るのではないでしょうか。
プロ必携のレンズなので一気にお金も動きそうですね。
はも
180-400mm F4クラスも、レフ機用ながらキヤノン・ニコンにはラインナップがありEマウントには不足していますね。フィールドスポーツの現場でよく見かけるレンズなだけに、いつまでもEマウントだけ用意がなくていいのだろうか疑問なところ。
j
フルサイズの話でしょうけど
apscもテコ入れして欲しいです
個人的にapscの望遠ズーム
ウオノメ
魚眼はシグマが凄まじいのを出してますが、スナップに使える程度のAFレンズが是非とも欲しいですね。
普段はオリンパスのマイクロフォーサーズ用を使ってますが、近接撮影が楽しいのでAFは必須です。安いMFレンズは代わりになりません。案外ピント精度も必要です。
魚眼は他に代えがない唯一無二の表現なので、各社なぜ作らないのか不思議。
TSは、シフトはデジタル補正、ティルトは深度合成でどうにでもなりそうですが、動画考えると必要性あるのかな…?
個人的にはAFのミラーレンズが欲しいですね。ミノルタの後継としてチャレンジして欲しい。
リングボケも表現として独特なものです。通常レンズでも中央遮蔽すれば発生するので唯一無二ではないですが…。
お犬様
他メーカーにあってSonyに不足しているレンズは望遠・超望遠レンズだと思います。
このカテゴリーはSonyではGMしかなく(200600Gもあるけど、、、)、
他社のようなヨンヨン、ゴーヨン、ロクゴローのような今のGMより低価格を狙ったレンズが有りません。また、他社はレフ機用の古いレンズも現役で使用可能です。
Sonyではサードパーティーの製品には制限が掛かるので、レンズメーカーが製品化してもパフォーマンスが悪いので敬遠されてしまいます。
誰もが車が買えるような高価なレンズを所有できる訳でもないので、メーカーには考えて貰いたいですね。
KJ
800mmは必要とする人がいる
でしょうけど0.95とかマニア用
という感じですし、200mmf2も
それに近い感じでこの記事には
あまり共感できないです。
ソニーに足りないレンズでなく
有ったら良いなぐらいかと。
シュワシュワ
800mm超望遠は野鳥・野生動物用途にもあった方がいいと思いますが、ロクヨンがテレコン内蔵になったらハチゴローも兼ねるので、ニコンのように小型軽量化出来る位相フレネルで出して来る方が差別化できていいかもしれませんね
f0.95は要りますかねぇ?
象徴的なレンズにはなるかもしれないけど、実際需要はどうかな
小口径なEマウントの制約も大きいので、無理矢理出すなら別の需要があるものの方がいいように思います
hhp8
ティルトはともかく、シフトレンズはいろいろ試しましたが、最大シフト時に現れる画質の悪さは目を覆いたくなります。画素が増えた今日、トリミングで同様の効果が得られるので、その方法で対処しています。
この方法だとシフトレンズでシフト時にレンズ後方の壁を照射しないので画像がスッキリするし、トリミングにより画素が減ったとしても、シフトレンズの画質の悪さより良い結果が得られています。ですから今まで同様のシフトレンズなら要らないと思います。
ずんた
普通に50-180 2.8GMとか出せば、ポートレート組は飛びつきますけどね
カメお
シグマのIシリーズのように、F2コンパクトレンズ群は必要ではないでしょうか?
24mmF2.8、40mmF2.5、50mmF2.5はありますが
ボケ味をF1.8に近づけつつあのサイズ感を維持できればめちゃくちゃいい選択肢になると思います。
特に、ダイナミック手ブレ補正のクロップ率を考えて
Iシリーズの17mmF4みたいなコンパクト広角レンズが出たら、めちゃくちゃ良いvlog機になるかと。
シグマ製のレンズでは手ブレ補正が効かないので
AZ67253725
先日発表したマクロレンズにティルト機能があったら面白かったですね。製品撮影をしてると結構欲しくなる機能なので。
leo
サードパーティーが充実していることで、攻めた商品を自社で作らなくていいのがソニーの強みだと思うので、そんなに不満はないです。
強いて言えば有料ライセンスでもよいので高速連写をサードに開放してほしいというところでしょうか。200mm F2も500mm F5.6も使えれば文句は全くなくなります。
24-240や24-105、100-400などの定番商品のリニューアルや、みなさんがおっしゃている小型軽量の望遠単焦点など、大衆的なレンズの更新のほうが求められていると思います。
hhp8
カメおさん、ソニーにはコンパクトレンズ群はf2.5で24mm、40mm、50mmがありますが、残念なことに描写がイマイチ、もしかしたらイマニかもしれません。近年撮影されたくない権利を主張する向きもございますのでカメラ共々目立ちたくないのですが、これらレンズは安くないし、『G』がつくので期待しておりました。なのに・・・ です。
スマホで写真をとるのが普通となった今日、カメラ業界を支えているのはコレクターやアマチュアというのは承知していますが、大口径に走りすぎた感がありますので、ここいらで本腰を入れてコンパクトなレンズに取り組んで欲しいと思います。
大口径と縁が切れた設計で描写重視のコンパクトレンズが現れれば、大口径との共存が困難と考えるでしょう。しかしそうではありません。単焦点レンズにはこだわりの焦点距離がありますので、例えば100mmではなく90mm、24mmではなく25mmなど、違いを演出すれば共存は可能だと思います。180mmでf3.4という数字はライカファン垂涎の的だったし、この数字だけで熱くなる金持ち世代は居るでしょう。
α7CRとお散歩レンズで撮影に出かけたくなりますが、α7CRもイマイチです。このカメラで許せないのは電子先幕シャッターで、スローシャッターでもシャッター音が一度しかしません。撮影のリズムが崩れますね。待ち焦がれたカメラでしたが、これを体感してα7R5を買いました。どちらもソニーですから会社としては客の囲い込み成功ですが、もう少し考えてマーケティングをしてください。
今はソニーのカメラが使いやすくて仕事にプライベートに使ってますが、ブランド指向ではないので、将来のことはわかりません。昔はキャノン派ニコン派ペンタックス派とマウント替えは稀ですが、今は違います。それはキャノン、ニコンのユーザーを奪ったソニーが良く知っている筈です。流行に惑わされず、キチッとしたポリシーを持って製品づくりに臨んでください。
画眉鳥
この記事にはあまり共感できません、KJさんと同じであったらいいがどうしてもというほどでしょうか?個人的には待望のマクロが出ますので、ほぼお腹いっぱい。
800mm、400mm/4.5あたりは需要層あるでしょうが、今は300/2.8+テレコンで足りてます。Newレンズよりむしろ100-400とかの古参バージョンアップなど期待します。
sfukushi
まあ無くてもいいけど、ティルトシフトレンズがあったら買いますね。
ただしSONYさんが出したらすごい値段になるんでしょうね。
雷電
動画派としては、高倍率と望遠のパワーズームかな
天剣
正直、200f1.8かf2クラスしか
共感できませんでした。
0.95とか1.0の解放は実用よりも技術的な
アピールが強く、1.4クラスと実用面の差が
ありません。
800単という極端に長いレンズよりも
100-300f2.8や300f4、400f4.5、500f5.6
ぐらいの中口径レンズが欲しいです。
ティルトシフトは、ある程度ソフトでできますし、
魚眼に関しては、AFが必要性ないので、
サードパーティのNFレンズでも十分なんです
よね・・・
今のところ24-105f4や100-400のリニューアル、
もしくは100-500や70-500のような
100-400と200-600の中間サイズが欲しいです。
A1II使い
建築写真、ブツ撮り、料理写真
どれもシフトティルトレンズは必須で、現状ではCANONのEOS(ミラーあり)用を17mm〜135mmまで揃え、Sigmaのアダプター経由で使ってます。今のところ不満はありませんが、今後は当然CANONのTS-Eシリーズもミラーレス用に移行するでしょうから、そうなると転用できなくなるのが大問題です。
このままαシリーズを使い続けるためにも、ぜひ純正でリリースして欲しいです
ただ、どう考えてもとんでもなく高価になるでしょうね。TS-Eの一部の中古は激安で高性能なため、その点は悩ましいですが…
17mm以下や135mm以上、或いは他社製品を凌駕するティルトシフト量、ティルトシフトに応じた自動デジタル補正など、これまでにない表現ができるレンズが出たら高くても買ってしまうと思います。
M-KEY
ソニーの場合、60M機や12mmからのズームがあるので
シフトレンズを新たに出すよりもクロップ位置の可変を
実装した方が実利的な気がします。
hhp8
M-KEYさん、まさにそれです。シフトして現れる部分の解像度は、シフト中立時の画質に比べて半分もあればいいとこです。ですからシフトレンズを使用して60M機の全画素を使用したところで、カメラの描写能力に対してレンズの解像度が不足するため、得られる画像は60M機と高画質広角ズームの組み合わせたものに及びません。
ですから撮影後パソコンでトリミング処理をしていますが、M-KEYがおっしゃるクロップ位置の移動機能が備われば、パソコンでの後処理が無くなりますので、大変嬉しく思います。α7R5使用中で、もし既存機にソフト的に機能追加できるなら、さらに嬉しいです。
SMZK-
欲しいのは古くなったAPS-Cのパンケーキ、PZレンズのリニューアルだなあ。
国外メーカーの魅力的で安価なレンズが次々登場してる。
純正パワーでクオリティのベースラインを一気に上げるような高コスパレンズを!
いがぐり
そもそも、F0.95の光束を無理なくフルサイズの画面全体に通すには、RFやZマウントくらいのマウント口径が必要です。
Eマウントの口径で無理なく通るのはF1.2あたりまでなので、純正ではF1.2を出すにとどめるというのは、誠実な態度だと言えるのではないでしょうか。
数字だけ大きく見せるのはサードパーティーに任せるのが正解でしょう。
覗かずのイチ
シフトレンズは経営的観点からすると悩ましいレンズなんですよね。
そもそも作るにあたって一般的なレンズとは異なる技術が必要で大きな設備投資が必要ですし、カメラ側の深度合成やPhotoshop等で生成AIを用いたレタッチによりシフトレンズの必要性がどうしても薄まってしまいます。
しかも、中韓製サードパーティーレンズもあり、ソニーをはじめカメラメーカーが二の足を踏む材料が多いです。
コマーシャルフォト前提のラージフォーマットであるフジGFシステムでは需要も必要性もありますが…
hhp8
気になったので戻ってみたら、シフトレンズは経営的観点から取り組みにくいそうという意見発見。数年前に多画素カメラを手にした理由が、ソフト処理を利用したシフト効果でしたが、AIの登場で更にシフトレンズの過去帳入りが近づいた感じです。
またシフトレンズは、レンズ自体の画角が広いため広範囲の光を取り込み、カメラ内側壁に光が当たり、コントラストが落ち気味です。シフトレンズの性格上使用時の画角に合わせたフードの用意が困難なのも困ったものです。商品撮影でもシフトレンズを使うシチュエーション(建築物を想定)は光のコントロールが難しいので、フードを使えないのは困ります。
一方でスマホの登場により、普通の人たちも結構な接写を楽しんでいるのを見かけますので、ティルトは喜ばれるかも知れません。今日ではレンズのコントロールを機械的な軸ではなく電気的な方法で行なうので、レンズを根元から手動で傾ければ、あとはAFが補足してくれそうです。レンズの傾きは自動の範囲でなく、絞りやシャッター同様調整のカテゴリーですから、ユーザー操作でも良いと思います。ビジネス的にも面白いかも知れません。
もう一つ、網フェンスから覗き見できる前玉径極小のレンズも、レンズの一芸として喜ばれるのではなかろうか。50mmのf4とか135mmのf6.3ぐらいで。おっと、50mmは40mm、135mmは120mmか150mmあたりだと、もっと楽しそうです。昔のペンタックスの狙い方です。
欲しいレンズが世にないので、作ったりもしました。難しいメカニズムとか大口径ばかりでなく、忙しい設計とは別の班で、喜ばれるカメラをゆっくり考える人たちがおられれば、楽しいカメラが生まれると思います。