コンパクトカメラの出荷が7年ぶりに増加

読売新聞に、最近のコンパクトカメラの市場動向に関する記事が掲載されています。

「エモい」「フィルム感」、SNS時代にコンパクトデジカメ再評価...国内出荷7年ぶり増

  • スマートフォンに押されてきたコンパクトデジタルカメラが、意外な人気を集めている。2024年の国内出荷台数は7年ぶりにわずかながら増加に転じた。操作性の高さに加え、SNSに写真を投稿する際、画質面で工夫や差別化が図りやすい点が再評価されている。
  • ビックカメラ有楽町店は7月、コンデジの売り場を拡大した。同店には24年頃から商品に関する問い合わせが目立ち始めた。
  • カメラ映像機器工業会によると、コンデジの国内出荷台数は、07年をピークに徐々に減少。23年はピーク時の25分の1にまで縮小した。その後、SNSの投稿などをきっかけに若者を中心に注目を集め始め、24年は4.7万台増の43.9万台と7年ぶりに増加した。
  • メーカー各社も好機とみている。キヤノンは4月、コンデジの新製品を6年ぶりに発売した。キヤノンの加藤学執行役員は「動画撮影ニーズの高まりや若年層の需要の高まりでコンデジ市場は非常に活況だ」と分析。需要に追い付かずに納品待ちの状況だといい、「増産体制を整え、供給数量を増やしていきたい」としている。

 

最近はコンパクトカメラブームと言われており、カメラメーカー各社から新型コンパクトカメラの発売が続いていますが、実際にCIPAの数字でもコンパクトカメラの販売が底を打ったことが確認されたようですね。このコンパクトカメラの販売増加が一時的なものなのか、これからも続いていくのかが気になるところです。