ニコンの2025年4~9月期の決算は48億円の営業赤字

ニコンが2025年 4~9月期の決算を発表しています。

ニコン5年ぶり営業赤字48億円、米関税重荷 4〜9月(日経新聞)

  • ニコンが6日発表した2025年4〜9月期の連結決算は営業損益(国際会計基準)が48億円の赤字(前年同期は58億円の黒字)だった。同期間の赤字は5年ぶり。米関税政策の影響が29億円の減益要因だった。
  • 連結子会社清算に伴う繰り延べ税金資産計上など一過性利益が貢献し、純利益は前年同期比81%増の53億円を確保した。売上高に当たる売上収益は6%減の3129億円。半導体装置では主力のArF露光装置の販売が減った。

決算短信・決算説明会資料(公式サイト)

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ニコンの2025年4~9月期は会社全体では営業赤字となってしまいました。映像事業は減収減益ですが、Z5IIやZ50IIはよく売れてはいるようで、前回予想比では上振れとなっています。関税や為替に加えて、製品単価が下がったのも減収減益の要因の1つのようで、確かに少し前まではより高単価のZ8やZfなどが売れ筋でしたね。

とは言え、映像事業の通期見通しは売上収益に関しては上方修正なので、映像事業に関してはそれほど悪い内容ではないようです。