DigitalCameraWorldに、カメラの耐候性のレベルの表示に関する意見記事が掲載されています。
・Major camera manufacturers should be more transparent when it comes to weather sealing
- ほとんどの大手カメラ、そして確かにレンズメーカーも、自社が提供する耐候性(防塵防滴)のレベルの表示についてはやや及び腰だ。
多くのアクションカメラ、腕時計、カメラ付きスマートフォンには、IPやISOのような管理団体による耐水等級が付与されている。それにもかかわらず、レンズ交換式カメラの多くでは、そのような等級が不思議なほど見当たらない。
確かに、適切なレンズが装着されて初めて完全な耐候性となるボディに等級を与えるのは難しいことだ。すべてのレンズが同じように耐候シーリングされているわけではないので、"一度きりで済む"等級付けは実質的に不可能だ。
それでもOM SYSTEMはそれをやってのけている。OM-1 Mark II や OM-3 のようなカメラにはいずれも IP53 等級が与えられている。同様に、ライカも Leica SL3 や SL3-S といったカメラで IP54 等級を獲得しています。では、なぜ他のメーカーはこれに倣わないのだろうか?
「どうせ機器が水没損傷したら保証は効かないのだから、公式な等級なんて大して意味がない」と主張することもできるだろう。とはいえ、等級が与えてくれるものは、ちょっとした安心感だ。
私が他のカメラメーカーに求めるのは、独自の等級制度の導入を検討してほしい、少なくとも、ウェザーシーリングの程度について、もう少し詳しい資料を用意してほしいということだけだ。
自分の愛好家向け"耐候シーリング済み"カメラが小雨での使用に耐える等級なのか、あるいはフラッグシップ機が豪雨に巻き込まれても安心できるのか、それを知りたいのだ。
答えが使用するレンズに依存し、数多くの但し書きを伴うことは承知している。大手4社は、本当にOM SYSTEMのやり方から学べるはずだ!
話を締めくくる前に、どんなカメラも完全無欠ではないことをはっきりさせておかなければならない。私にとって耐候性とは安心感のためのものであって、カメラを雨ざらしにしてよいという口実ではない。念のため、私はいつもカメラバッグに安価なレインカバーを2つほど入れている。
確かに全てのカメラで防塵防滴の等級が公開されていれば、どの程度水に濡らして良いかある程度判断できるので安心感はあるかもしれませんね。また、アウトドアの厳しい条件の撮影が多い方は、防塵防滴の等級はカメラを選ぶための重要な指標になりそうで、防塵防滴に強いメーカーには良いアピールポイントになりそうです。
さかじゅん
確かに。
旅先で雨が降ってきた時や、水辺で撮影しているときなど「防滴防塵に配慮した設計」って、どの程度なら大丈夫なんだろうといつも思います。
レンズメーカーも含めて、全メーカーが具体的な数値で表示してもらえると助かりますね。
ニホンジン
昨今のモヤモヤをズバリ代弁してくれてます
出戻りオリファン
私がOM SYSTEMのカメラを使う理由の一番がこれと、センサーのゴミ問題ですね。
FT初号機に当たるE-1から野鳥撮影メインにフィールドカメラとして使ってきましたが、今までトラブルは皆無で絶大な信頼を抱いています。
一時Panaやニコンに浮気しましたが問題があり、今はOM-1Ⅱ&OM-3を愛用しています。
Zuser
D850の信頼性試験動画を見る限り、静止状態で防塵防滴テストを行なっているように見える為
キャップを外しているか
どのレンズをつけているか
アダプターを使っているか
粉塵水滴環境下でズーム、フォーカスを行なっているか
電源をつけているか
ボタン操作をしているか
など、全てのユースケースに対応していると逆に誤解されるような保証の書き方はしにくいかもしれないですね。
防塵防滴※
※キャップを閉じるまたは特定のレンズを装着し、電源を切った状態でレンズ操作を行わず静止状態の場合IP◯◯
のような表記なら可能かも
Z9 : D6同等の高い防塵・防滴性能
Z8 : D850相当
R1,R3 : 防塵防滴に配慮
a1ii : 防滴防滴に配慮
a9ii : 防滴防滴に最大限配慮
Nikon 1 AW1 : 防水防塵(レンズ指定)
kmz
登山でカメラを使う自分としては一番の悩みの種です。
店頭で実機を手にして各部の蓋のガスケットの比較をしています。ガスケットに圧がかかることで水密性が上がるので、蓋を閉めるときちょっと抵抗や反発がある物の方が良いと思います。筐体の継ぎ目などチェック出来ないですが蓋をしっかり設計する人ならきっと大丈夫だろう、と推測しています。
としにい
OMデジタルソリューションズは、前身のオリンパス時代から防塵防滴に力を入れていました。
オリンパス時代のCP+の会場で、コンデジのタフシリーズを障害物にぶつけながら水槽に落とすデモンストレーションをやっていましたが、当時から防水機能や防塵防滴機能にこだわっていたメーカーでした。
https://youtu.be/YJ1EeatGL4o?si=CdpLNJwHXD3DM-GF
ミラーレスのE-M1とE-M5 Mark IIでも、「購入から1年以内に雨で故障したらボディを無償修理します」みたいなキャンペーンもやっていましたね。
時々「他のメーカーでも実際には同等の防塵防滴性能を持っているはずだ」という噂を耳にしますが、それなら等級を公表するはずです。それをしないのは「そこまでの性能は無い」という事でしょう。コストにも影響する部分でしょうから、どこまでユーザーが求めているかにもよるでしょうね。
雨に濡れながら撮影するような場面は少ないかもしれませんが、外出先での突然のゲリラ豪雨など、いざという時の安心感はあります。防水仕様のカメラバッグでも、出来るだけ雨に濡らしたくないですもんね。
アウトドアをしない人でもG-SHOCKを愛用している人は多いですが、同じような感覚だと思います。