ライカが「Q3モノクローム」を正式発表

ライカがモノクロ仕様のフルサイズコンパクトカメラ「Q3モノクローム」を正式に発表しました。

Leica Q3 Monochrom - wilfully obscure or king of niche?(DPReview)

  • LEICA Q3 Monochrom は、同社の6100万画素フルサイズの28mmレンズ固定式カメラLEICA Q3のモノクロ専用バージョンだ。このカメラは本日、推奨価格7790ドルで発売される。
  • Q3モノクロームはQ3をベースにしたQ2モノクロームのアップデート版で、Q2と同じレンズを搭載しながらも、Q3の高性能な6100万画素裏面照射型センサーとMaestro IVプロセッサーを搭載し、パースパクティブ補正などの機能が追加されている。しかし、カラーのQ3とは異なり、位相差AFは搭載されておらず、コントラスト検出(おそらくパナソニックのDFDバージョン)システムに依存している。
  • Q3モノクロームには SL3 カメラから更新されたインターフェースも採用されており、静止画と動画の機能が赤と黄色のアクセントが付いた表示に分かれており、設定表示画面で左右にスワイプすることで切り替えられる。ライカによると、表示ロジックの刷新に加え、カメラ本体のアイコンもすべて再設計されているとのことだ。この新しいインターフェースは、ライカQ3およびQ3 43ユーザーにも無料ファームウェアアップデートで提供される。
  • Q3モノクロームはコンテンツ認証情報に対応している。この機能は特定のハードウェアに依存しているため、この機能は既存のQ3およびQ3 43には提供されない。
  • 1段分の光を吸収するカラーフィルターがないため、Q3 Monoはノイズが1段分少なく、すべてのISO感度で1段分の階調品質が向上するはずだ。

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噂通りライカQ3モノクロームが登場しました。ライカの赤バッチがなく、Q3よりも落ち着いたデザインになっていますね。モノクロ専用機になった他に、新メニューの採用やコンテンツ認証の追加などの改善もあるようです。

以前に「Q3のセンサーはカラーピクセルがないと像面位相差AFに対応できないので、Q3モノクロームは登場しない」という噂が流れましたが、この噂は半分は当たっていたようで、実際にQ3モノクロームは位相差AFなしでコントラストAFのみ(DPReviewはDFDを使用していると予想しています)となっています。AF性能がQ3とどの程度変わるのかが気になるところですね。