PetaPixelに、2025年のニコンの製品の総括と評価に関する記事が掲載されています。
・Nikon in 2025: Another Excellent Year for a Resurgent Nikon
- RED買収は今年初めてニコンに大きな成果をもたらしたが、ZRが2025年のニコン唯一の素晴らしい製品というわけではない。ニコンは3台のカメラ(P1100、Z5II、ZR)と5本のレンズ(Z28-135mm f/4 PZ、Z35mm f/1.2S、Z24-70mm f/2.8S II、Z DX 16-50mm f/2.8 VR、Z DX MC 35mm f/1.7)をリリースし、そのほぼすべてが印象的な製品だった。
- 昨年、ニコンの取り組みに対してB+の評価を与えた。2024年は間違いなくニコンにとって良い年だったが、2025年は更に良い年だったと思う。同社のZ 5IIは素晴らしいフルサイズカメラであり、ZRは高い競争力を持ち手頃な価格の動画撮影に特化したカメラだ。2025年のニコンのレンズは、2024年のレンズよりもさらに優れていた。
- 2025年は、ニコンZシステムが、より幅広い写真家やビデオグラファーにとって、高性能で汎用性の高い選択肢として確固たる地位を築く年となった。ニコンの復活は今年も続き、2026年に向けて好調な状態が続いている。ニコンにとって2026年は(Z9IIの登場が予想されているので)重要な年となるが、2025年を見れば、同社はその挑戦に十分対応できると確信している。ニコンの2025年の評価は「A-」
今年のニコンはZ5IIとZRという非常にコストパフォーマンスに優れたカメラと、魅力的な交換レンズが登場したおかげで「A-」という昨年よりも高い評価を得ています。カメラの価格が高騰する中で、比較的低価格で十分以上の機能を提供するZ5IIやZRは人気を博しましたが、一方で売れ筋製品の単価が下がったこともあって、決算の数字が悪化したのがニコンにとっては悩ましいところかもしれませんね。
Mスクエア
ニコンユーザーですが、「嬉しい」の一言です。
数年前、ミラーレスの流れに乗り遅れ、中々新製品が出ず、Zのレンズも貧弱で「このままNikonは沈むのか?」とすら思いましたが、昨年・今年の流れを見ていれば良い傾向だと思っています。
但し、悲しいかな「ミラーレスの低価格化」(ユーザーにとっては遥かに高価格だが)が、会社の利益に必ずしも結びついていないのは、少し気になります。
業界では、よくある事かも知れませんが、「欲しいカメラやレンズがあっても、数量が無いので買えない」との声をよく聞きます。
難しい事かも知れませんが、生産能力を拡大して、買いたい人が多い時に、買いたい物があるようになれば良いと思います。