2026年に登場する新製品を大胆に予想する

PetaPixelに、来年登場するカメラの予想記事が掲載されています。

PetaPixel's Bold Camera Predictions for 2026

  • 2026年の大胆なカメラの予想だ。昨年の予測精度は過去最悪で、11件の予測のうち、的中したのはわずか2件のみだった。しかしこの失敗を振り切り、2026年へと目を向けたいと思う。DPReviewのリチャード・バトラー氏にも意見を聞いて多くの知見を提供してもらったので、今回はより確かな予想をしていることを確信している。

  • Z9IIが登場する:今週Z9のファームウェアの大型アップデートがリリースされたにもかかわらず、来年のオリンピック前にZ9 IIが登場することを確信している。バトラー氏によると、Z9 IIには次世代積層型CMOSセンサーが搭載され、コンテンツ認証機能も搭載されるとのことだが、コンテンツ認証はハードウェア上の制約のため、現行のZ9には追加されないとのことだ。
  • ニコンがミラーレス時代初の「s」カメラ「Z6IIIs」をリリースする:Z6IIIは素晴らしいカメラだが、部分積層されたセンサーへの移行によって、ダイナミックレンジの点で画質がかなり低下した。パナソニックS1IIとソニーのα7Vのようにデュアルゲイン出力を活用し。メカシャッター使用時のダイナミックレンジを向上させるのがZ6IIIsの主なメリットとなるだろう。
  • X-Pro4とともにX-Trans VIセンサーが登場する:2026年には新型X-Transセンサーが新型X-Proに搭載される。富士フイルムはPetaPixelとの様々なやり取りの中で、X-Proを特別な存在にすることを示唆してきた。新しい X-Transは解像度の向上は期待できないものの、速度が向上するだろう。
  • シグマがついにキヤノンのフルサイズのRFマウント/Zマウントレンズをリリースできるようになる:ニコンとキヤノン、あるいは少なくともどちらかが、シグマにフルサイズ対応のレンズの製造を許可することになるだろう。
  • キヤノンがG7XかまたはG1Xの後継機を発売する:どこかのメーカーが、マニア向けのコンパクトカメラを新たに開発する必要があるだろう。キヤノンG7XかG1Xの後継機で、スチル撮影に使える操作性を備えたカメラが最も有力だと考えている。
  • OM SYTEMが根本から新しいオリジナルカメラを発売する:ミラーレスカメラではなく、完全に再設計されたTOUGHシリーズのカメラになると予想している。
  • ニコンがZ7シリーズを復活させる:以前は、Z8が存在する以上、ニコンのラインナップにZ7の入る余地はないと考えていたが、現在、Z6 IIIとZ8の間には大きな隔たりがあり、ニコンはスチル重視のカメラをラインナップしていない。スチル重視のカメラで6000万画素または8000万画素を実現できれば、ミラーレスシステムへのアップグレードを拒んできたD800シリーズのユーザーを、ミラーレスへと転換させるチャンスが生まれるだろう。
  • 中国企業が、エプソンRD-1のようなカメラを発売する:中国のメーカーのどこか(どこになるかは分からないが)が、Mマウントを採用したスタイリッシュなデジタルレンジファインダーを開発するのではないかと考えている。
  • マイクロフォーサーズがついにその強みであるコンパクトさを取り戻す:これは予測というより希望に近いものだ。マイクロフォーサーズはその方向性を見失っているように思えるからだ。このシステムの魅力の1つは小型で持ち運びに便利なことだが、長年、この要素を備えた新型カメラは登場していない。そろそろその時が来ているはずだ。
  • パナソニックS9のボディをそのまま利用した高速なm4/3カメラ:既存のカメラ本体をさまざまなセンサーで再利用することを好むパナソニックは、S9ボディを利用し、センサーをマイクロフォーサーズセンサーに交換して、より多くの人にとって使いやすいものにすると考えている。
  • 富士フイルムがレンズ固定式のAPS-Cパノラマカメラを発売する:より高級な、しかし少し変わったカメラ、つまりTXシリーズの復活があるだろう。TX-1(後にTX-2)は今日でも非常に人気のある素晴らしい小型システムであり、デジタルの後継機が登場するに値するだろう。
  • パナソニックがS1H シリーズをFX3 の競合製品として復活させる:パナソニックが数年前にS1Hを発売した際、ミッドレンジからハイエンドのビデオカメラ市場をソニーに明け渡してしまったのは奇妙な感覚だった。パナソニックは2026年には、動画撮影に特化したS1HでFX3に挑戦するチャンスが訪れるだろう。
  • ペンタックスが何らかのデジタルカメラ製品を発売する:ペンタックスは2026年に何らかのカメラを発売するだろう。それが新しいデジタル一眼レフカメラになるのか、それとも新しいコンパクトカメラになるのかは議論の余地があるが、リコーはペンタックスブランドに注力すると述べており、長い間沈黙していたので、今こそ言葉だけでなく行動に移すべき時だ。

 

昨年の予想はあまり的中しなかったようですが、今年の予想はどうなることでしょうか。Z9IIやX-Pro4あたりは的中する可能性が高そうですが、その他は希望的観測レベルのものも多いような気もします。

小型のm4/3カメラは、需要がどのくらいあるのかは分かりませんが、m4/3ユーザーは喜びそうですね。ペンタックスはここ最近は大きな新製品が出ていないので、2026年には何かユーザーを安心させるようなものをリリースして欲しいところです。