ソニーが「α7V」と「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」を正式発表

ソニーが、部分積層型センサーを採用した「α7V」と新しい標準ズーム「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」を正式発表しました。

ベーシックモデルの基準を刷新する、フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7 V』発売

  • ソニーは、フルサイズミラーレス一眼カメラ α7シリーズの第5世代として『α7 V』を発売する。あわせて、フルサイズ対応かつ小型軽量で、『α7 V』の高速連続撮影に対応する標準ズームレンズ『FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II』を発売する。
  • α7Vボディの発売日は12月19日、ズームレンズキットは2026年春以降、FE28-70mm F3.5-5.6 OSS IIは2026年2月13日。
  • 市場推定価格はα7Vは42万円前後、ズームレンズキットが44万円前後、FE28-70mm F3.5-5.6 OSS IIは4万3000円前後。

  • AIプロセッシングユニットを内蔵するBIONZ XR2の搭載により、「リアルタイム認識AF」に対応。ポートレートや動きのあるシーンでも、姿勢推定技術を用いて人物の瞳や骨格、姿勢を瞬時に認識し捉え続ける。認識対象は、人物、動物、鳥に加え、昆虫や自動車、電車、飛行機にも対応。新たに追加した「オート」モードでは、カメラが対象被写体を自動的に認識可能。
  • 従来比約4.5倍に読み出し速度を高速化した部分積層型Exmor RS CMOSイメージセンサーと、BIONZ XR2の組み合わせにより、歪みの少ない映像表現を実現。
  • 最大60回/秒のAF/AE演算と、被写体を表示し続けるブラックアウトフリー撮影により、不規則な動きの被写体に対しても快適で安定した被写体捕捉を可能。
  • 14bit RAW撮影時においても、AF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影を実現。さらに、最大1秒前までさかのぼって撮影が可能なプリ撮影機能を搭載。
  • 前機種『α7 IV』を超える最大16ストップのダイナミックレンジを実現。また、ディープラーニング技術による光源推定を活用したオートホワイトバランス(AWB)を新たに搭載。
  • フルサイズ画角での7Kオーバーサンプリングによる4K60p記録や、Super 35mm(APS-Cサイズ相当)の4K120p記録に対応。画素加算のない全画素読み出しにより、細部まで高精細な動画撮影が可能。
  • 自由なアングルで撮影可能な、4軸マルチアングル液晶モニター(3.2型 約210万ドット)。
  • 長時間バッテリー駆動(CIPA規格準拠で液晶モニター使用時約750枚、ファインダー使用時約630枚撮影可能)。
  • 長時間の動画撮影を可能にする放熱構造。
  • さまざまな撮影環境に対応可能な防塵・防滴に配慮した設計。

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標準ズームレンズ『FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II』

  • 小型軽量なフルサイズ対応標準ズームレンズで、『α9 III』との組み合わせで最高約120コマ/秒の高速連続撮影に対応するほか、『α7 V』のAF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影という性能を最大限に引き出す。また、カメラ本体の手ブレ補正機能「アクティブモード」や手ブレ補正の協調制御に対応し、動画および静止画撮影時の手ブレを効果的に抑える。

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長い間噂が流れていたα7Vがついに正式発表されました。読み出し速度が4.5倍の部分積層型センサーが採用され、画像処理エンジンもAIプロセッシングユニット統合型の新型になり、連写はブラックアウトフリーで14bit RAWで30コマ/秒と基本性能は大幅に向上していますね。

動画は4Kまでですが、全幅読み出しの7Kオーバーサンプリングなので画質には大いに期待できそうです。また、これだけ高性能化しながらのバッテリーライフの改善は嬉しいポイントですね。

価格は市場推定価格42万円なので、最安値なら30万円台に収まりそうで、発売時のZ6IIIと同程度の価格帯になりそうです。