PetaPixelのパナソニックの2025年の評価は「B-」

PetaPixelに、2025年のパナソニックの新製品の総括と評価に関する記事が掲載されています。

Panasonic in 2025: Great New Full-Frame Cameras and Lenses

  • パナソニックの2025年は、強力なフルサイズハイブリッドカメラLUMIX S1IIと、待望の高解像度機のアップデートであるS1RIIが目玉で、LUMIX Sシステムにとって素晴らしい年だったが、マイクロフォーサーズシステムにとっては不気味なほど静かな年だった。
  • m4/3は今年は新しいカメラもレンズも何も発表されなかった。パナソニックのm4/3カメラのリリースは近年少なくなり、間隔も長くなっている。個人的にはm4/3はかなり気に入っていて、今でも注目に値するシステムだと考えているが、パナソニックはそうは考えていないようだ。
  • S1R IIは、パナソニックのフルサイズボディの中では最も完成度が高くバランスに優れた製品だ。また、S1IIは史上最高の動画撮影機能を備えたミラーレスカメラの1つと言えるだろう。800ドル安いS1 IIEは依然として優れたカメラだが、部分積層ではないため、S1IIと異なり特別な機能はなく、同じ価格でZ6IIIを購入できる。
  • レンズはLUMIX Sレンズが24-60mm F2.8と100-500mm F5-7.1のわずか2本だが、どちらも良いレンズだ。24-60mm F2.8はわずか899ドルの手頃な価格で、高いクオリティと十分な利便性を兼ね備えている。

  • パナソニックの今年の製品は昨年よりも多様性には欠けていたが、S1IIとS1R IIが優れたカメラであることに疑いの余地はない。もしマイクロフォーサーズへの取り組みを評価するとしたら、同社はF評価となるだろう。パナソニックのフルサイズシステムはニッチで専門的な分野に属するが、同社は興味深い機能と技術を備えた優れたカメラを製造している。2025年にS1II、S1IIE、S1RIIが加わったことで、LUMIX Sシステムは価格帯と用途の全範囲にわたって優れた選択肢を提供している。S1IIは要求の厳しい映像制作者にとって市場最高のハイブリッドカメラと言えるだろう。S1R IIは写真家にとって抜群のカメラだ。同社の2本のズームも、それほど刺激的ではないにせよ、歓迎すべき製品だ。パナソニックの2025年の評価は「B-」

 

パナソニックはフルサイズ機のS1II / S1Rが非常に高く評価されていますが、m4/3のカメラやレンズが全く登場しなかったことで減点されているようですね。LUMIX Sの2本のズームに関しては良好な評価ではあるものの、レビュアーにとってはそれほどインパクトのあるものではなかったようです。来年はm4/3の新製品が登場するのかどうかが気になるところです。