PetaPixelに、2025年のOM SYSTEMの新製品の総括と評価が掲載されています。
・OM System in 2025: A Great Camera, an Awesome Lens, and Little Else
- OM SYSTEMはm4/3システムの最終的な運命に対する私の懸念を完全に払拭したわけではないが、少なくとも今年は素晴らしい製品をいくつかリリースした。
- OM-3は実に素晴らしいカメラだ。スタイリッシュなヴィンテージ風デザインと、OM-1IIから受け継いだ2000万画素センサーが相まって、素晴らしい撮影体験が得られるが、ホリデーセールでも1799ドルという価格はかなり高額だ。価格がOM-3の最大の欠点と言えるだろう。
- 2025年2機種目となるカメラはOM-5 IIで、このカメラはOM-5と非常によく似ている。OM-5 IIは価格に見合った優れたカメラだが、大きな進化はしていない。このカメラの進化の停滞に、失望せずにはいられない。ハイエンド機の機能のいくつかを、より手頃な価格の製品にも搭載していく必要があるだろう。
- レンズは、ED100-400mm F5-6.3 IS II、ED25mm F1.8 II、17mm F1.8 IIという3つの人気の高いレンズがリニューアルされた。こうしたモデルチェンジは良いことだが、大きな変化をもたらすものではない。
- 今年4本目レンズは2025年の真のスターと言えるだろう。ED50-200mm F2.8 IS Proは素晴らしい出来栄えだ。これは優れたエンジニアがm4/3プラットフォームで何を実現できるかを示す完璧な例と言えるだろう。m4/3用ズームレンズの中でも屈指の傑作だ。このようなレンズは、m4/3が今後も発展していくという希望と楽観的な見通しを与えてくれる。
- 2025年のOM SYSTEMはOM-3が優れたカメラであり、50-200mm F2.8 IS Proが素晴らしいレンズであることに疑いの余地はないが、2025年のOM SYSTEMにおけるワクワクすることはそれくらいしかない。わずかに進化したOM-5IIと、ごくわずかにアップデートされた3本のレンズは、せいぜい「まあまあ」という程度だ。
m4/3は写真市場全体に対して自らの存在意義を証明する必要に迫られていると思う。このフォーマットにはまだ多くの魅力があり、愛用する写真家も数多く知っている。しかし、OM SYSTEMが提供する価格と同等かそれ以下で市場に出回るAPS-Cやフルサイズカメラの品質を考えれば、OMシステムはもっと努力すべきだ思う。m4/3は素晴らしい可能性を秘めていると信じているからこそ、OM SYSTEMにはその実力を世間に証明してほしい。残念ながら、同社は今年その期待には応えられなかった。2025年の評価は「C+」
OM SYTEMはOM-3と50-200mm F2.8は非常に高く評価されていますが、全体としてはマイナーチェンジの製品が多かったこともあり「C+」という今ひとつの評価になっています。とはいえ、OM-3や50-200mm F2.8で、オリンパス時代の製品の焼き直しではない新設計の製品が初投入されたところなので、OM SYTEMらしい製品が出てくるのはこれからかもしれませんね。
wow
50-200はよかったと思いますが、他はどうでしょうね。OM-3は期待していたものと違うと感じた人は多いと思いますが、結局こういう製品は人によって求めるものがバラバラすぎて難しいですね。
ほ゜ち
オリからOMになっても継続できている部分は評価しますけど
そろそろ変わった部分を見てみたいです
Tatssan
手ぶれ補正が故障しキャパシタ電池切れのPEN mini E-PM2を修理に出しました。メインに使っているE-M5 Mk2も小さいのですが、時々E-PM2のサイズが恋しくなり、今でもLumix G 20mm F1.7とともに手放せません。撮影が楽しいのです。ただ、操作に手間がかかる分、速射ができません。サイズを保ったまま5軸手ぶれ補正と内蔵EVF、ダイヤル2個か3個を搭載した後継機を開発して欲しいです。14mm、17mm、25mmのパンケーキなどあれば楽しいだろうなと妄想しています。
ichiro
OM-3の登場だけでも十分なインパクトだったと思います。1799ドルが高すぎる、という評価も首を傾げます。この価格以下で購入できるカメラと、機能も質感も別物ですから。今やカメラは嗜好品です。OM-3は大人の持ち物として相応しい出来でしょう。