ニコンがViltroxとの訴訟に関する質問に対し「ライセンスを受けた製品の使用を推奨する」と回答

DPReviewに、ニコンがViltroxを提訴した件に関するニコンのコメントが掲載されています。

Nikon focuses on licensees as it files patent case against Viltrox

  • Viltroxに対してニコンが法的措置を講じているという報道に対し、ニコンは、自社のレンズマウントのライセンシーとの取り組みを強調することでこれに応じた。

    ニコンは、今回の訴訟に関する質問に対し、「ニコンは常に、公式にライセンスを供与したパートナー企業とともに、Zマウントのエコシステムを拡大することに取り組んできた。我々は健全な競争を通じて技術の進歩を促進し、ニコンからライセンスを受けたメーカーによるサードパーティ製レンズの使用を推奨している」と述べた。この声明は、法的措置が取られているという報道について、認めることも否定もしていない点が注目される。

    これまで、ニコンのライセンスプログラムに参加していないサードパーティから、Zマウント用のレンズが多数発売されてきた。裁判所の訴訟記録によれば、ニコンはViltroxのレンズが特許技術を侵害していると主張している。

    キヤノンと同様に、ニコンもサードパーティへのライセンス供与については選択的だった。しかし、キヤノンがサムヤンとViltroxの両社を追及して非ライセンス製品の提供を阻止してきたのに対し、ニコンがマウントおよび通信プロトコルのライセンスを受けていない企業に対して法的措置を講じるのは、今回が初めての事例だ。

    もしニコンがこの裁判で勝訴すれば、Viltrox製のZマウントレンズは市場から撤退することになると予想される。既存のViltrox製Zマウントレンズの所有者がどのような状況に置かれるかは不透明だ。過去にはカメラのファームウェアアップデートによって非ライセンスレンズとの互換性に問題が生じたことがあり、もし問題となっている特許が通信プロトコルに関連するものであれば、Viltroxはそれらをアップデートできなくなる可能性があるだろう。

    また、ニコンの勝利は、他のサードパーティにとっても、自社の設計が同じ特許技術に触れていると判断した場合、Zマウントレンズの撤退を促すきっかけになるかもしれない。

 

DPReviewの質問に対して、ニコンは返答はしているものの訴訟に関しての直接の回答はしていませんね。DPReviewはニコンが勝訴すればViltorxはZマウント市場から撤退すると予想しており、ファームウェアのアップデートができなくなる可能性についても言及していますが、このような事態になると既にViltroxのZマウントレンズを使用しているユーザは困ったことになりますね。

中国のSNSでは、ニコンはViltrox以外のレンズメーカーに対しても同様の動きを見せているという情報もあり、この問題が更に広がる可能性もありそうです。