キヤノンの裏面照射型のデュアルピクセルAFセンサーの特許

Canon Newsで、キヤノンの裏面照射型のデュアルピクセルAFセンサーの製造方法に関する特許が紹介されています。

Method of Manufacturing Back Side Illuminated Dual Pixel AF Sensor

  • この特許出願(2020-194965)は裏面照射型と思われる積層型センサーの製造方法が示されている(少なくとも結果として製造されるセンサーは、裏面照射型センサーと同じ構造になっている)。

    裏面照射型センサーはフォトダイオードの下に配線があるが、この特許のセンサーは、裏面照射型センサーに類似していることがわかる。

    このセンサーにより、キヤノンはセンサーのダイナミックレンジと感度を更に向上させることができるだろう。

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キヤノンはEOS R5 / R6 のセンサーで従来よりもかなり性能を改善してきましたが、次世代のセンサーでは裏面照射の導入で、更に性能を改善してくるかもしれませんね。

キヤノンが、EOS Rシリーズの90MPの高画素機を準備しているという噂が流れていますが、高画素センサーほど裏面照射は効果的と言われているので、この90MP機で裏面照射型センサーがお披露目される可能性もあるかもしれませんね。