DPReviewTVで、タムロンのEマウント用のAPS-Cの大口径標準ズーム「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」のレビュー動画とサンプルギャラリーが公開されています。
・DPReview TV: Tamron 17-70mm F2.8 lens review
- このレンズは非常に軽量だが、鏡筒の品質は最近テストした他のタムロンのレンズと同等で、しっかりしている。
- 鏡筒には手ブレ補正のON/OFFや、AF/MFの切り替えスイッチがなく、全てボディから行う必要があり、操作に時間がかかる。
- AFモーターは最新のリニアモーターではなくステッピングモーターを採用しているが、AFは非常に速く感心した。
- 玉ボケは周辺部でも口径食が少なく、絞っても円形を保っているが、内部は年輪ボケが目立ち非常にうるさい。
- 色収差は、倍率色収差は心配いらないが、軸上色収差はそれほど激しくはないものの目に付き、ボケにマゼンタとシアンの色が付く。
- 逆光では太陽が画面内に入ると、かなり煩わしいチェリーレッドのゴーストが現れる。これは後処理で除去するのは難しい。
- フォーカスリングは非常にゆるい感触だ。
- このレンズは17mmでも70mmでも、フォーカスブリージングは全くなく、動画用レンズとして魅力的だ。
- 解像力は17mmでは非常にシャープだ。中央は開放から十分使える解像力でF5.6に絞ってもそれほど変わらない。隅の解像力もしっかりしていて、中央との大きな画質の差は見られない。
- 70mmでは、中央は開放でもとても良好で、F5.6に絞るといくらか改善する。隅も似たような状況だ。解像力は広角から望遠まで一貫しており、全体的な解像力はとても満足いくものだ。
- Eマウントの標準ズームの選択肢について:E16-50mm F3.5-5.6はガラクタだ。ツァイスT*E16-70mm F4 ZAは光学性能はそれほどでも無く価格が高い。E16-55mm F2.8 Gは素晴らしいレンズだが高すぎる。タムロン17-70mm F2.8はシャープなレンズで価格設定が素晴らしい。逆光耐性やボケ味を求めるならE16-55mm F2.8Gだが、このレンズには手ブレ補正が搭載されていない。
このレンズは、SonyAlphaBlogのレビューでは望遠端の解像力低下が指摘されていましたが、ここでは全域で高解像力という評価になっていますね。ただ、ボケに関してはSonyAlphaBlogと同じ評価で、やはり年輪ボケがかなり目立つようです。
ボケや逆光耐性では純正のE16-55mm F2.8 Gが優れているようですが、タムロン17-70mm F/2.8の望遠側の15mmの長さと、VCの搭載、価格の安さはとても魅力的ですね。
mangazuki
1650がガラクタって言い切っちゃうところが、さすが外国のレビューですね。
α6400ユーザー
動画見たけど、フォーカスリングがスカスカなのかな?気になりますね。
りょん
1650と1670Zを処分して1655Gを使用していますが、私の使い方だと望遠側の70はとてもありがたい。隅の画質も良さそうなので検討中ですが・・・ボケの実写を見てから判断ですね。