ニコンが1型の積層型CMOSセンサーを開発

ニコンが、1000コマ/秒で撮影可能な1型1784万画素 積層型CMOSセンサーを発表しています。

積層型CMOSイメージセンサーを開発

  • 株式会社ニコンは、秒1000コマ、HDR特性110 dB、4K×4Kの高解像度での撮像を実現する、総画素数約1784万画素の積層型CMOSイメージセンサーを開発した。イメージセンサーの技術開発は、映像業界をリードするニコンに不可欠であり、今後も市場の要望を踏まえてセンサーの研究開発を継続していく。
  • 本センサーは、2.7 um画素サイズに対応可能な微細ピッチの積層接続技術を採用したことで、撮像素子のあるトップチップをボトムチップのロジック回路から直接制御可能とし、1型のセンサーサイズながら、4K×4K画素の高解像度で110 dBの広ダイナミックレンジかつ秒1000コマの高速動画撮影を実現した。
  • 高速読み出しにより、秒最大1000コマのスーパースローモーションの撮影が可能。また、秒60コマの撮影であれば、134 dBの広ダイナミックレンジを実現する。

nikon_1in_cmos_20210217_001.jpgニコンが超高速読み出しの1型の積層型CMOSセンサーを発表しました。コンシューマー機のデジカメ用として使用できるのかどうかわかりませんが、1000コマ/秒の超高速撮影モードと、60コマ/秒の高ダイナミックレンジモードが搭載されているとても興味深いセンサーですね。このセンサーの技術を使った独自設計のセンサーがZシリーズに投入されれば、面白い展開になるかもしれません。