SonyAlphaRumorsに、ツァイスが長らく写真用レンズの新製品を出していないという記事が掲載されています。
・Zeiss did not announce any new photographic lens in over three years!
- 2019年4月24日に、ツァイスは同社の最も新しいレンズOtus 100mm F1.4を発表した。ツァイスの最も新しいEマウントレンズは2018年9月27日に発表された(Batis 40mm F2 CF)。
ツァイスはいくつかの高価なPLマウントのシネレンズを発表し、ZX1が話題になったが、それはそれだ。ツァイスはシステムカメラ用の写真用のレンズはあきらめたのだろうか?
もし、そうなら1847年創業で1890年代からカメラ用のレンズを製造してきた会社にとって衝撃的なニュースだろう。
私は前回に聞いたツァイスに関する噂では、情報筋はツァイスはAPS-Cのレンズシリーズを間違いなく放棄したと述べていた。しかし、ツァイスがフルサイズのレンズの開発も一時停止するとは思っていなかった。
私はツァイスがミラーレス用に新たに設計されたOtusのラインナップを発表することを期待していた。この記事を読んで、ツァイスがまだ生きていることを示してくれることを期待している。
言われてみると、確かに最近ツァイスブランドの一般向けの新レンズは登場していませんね。
ソニーはハイエンドレンズをツァイスブランドから自社のGMに切り替えており(以前にLensTipが「ソニーはツァイスとの提携を解消した」と発言していました)、また、コシナも最近はフォクトレンダーが中心でツァイスの新製品は発売していません。
一眼レフからミラーレスへの移行が進む中、サードパーティーのレンズは難しい状況にあるのかもしれませんんが、ツァイスのレンズが業務用だけになってしまっては寂しいので、SARの言うようにミラーレス用のレンズで復活して欲しいところですね。
ムスカ
EマウントのLoxiaシリーズをずっと愛用しています。数年前にLoxiaの新作の噂が掲載されていたので、ずっと楽しみにしています。
西やん
カール・ツアイスはコンタックスRTSの時代からオーバーコーヘン製を富岡光学製に徐々に移行して行きました。ソニーのツアイスはご存じのようにタムロン製です。ツアイスはコシナにもライセンスをしてBatisやLoxiaなどを作ってきましたが、それもあまり売れないので、ライセンスビジネスも行き詰っています。たぶん、今後、ツアイスブランドの写真用交換レンズは出ないでしょう。産業用軍需用などに特化して行くでしょうね。
ドラネコ
フジGFX用レンズなら、高価でも購入する人がいると思いますが。
霙
確かツァイスはSONYと提携する時に
SONYは今後100年カメラを作り続けるのか?
と聞いて歴史ある会社としての重みを感じさせたそうですが
ツァイスの方からレンズ開発を辞めるとしたら寂しい限りですね。
α7Ⅱ以降のツァイスEマウントレンズの売れ行きはツァイス自身も驚いたって言ってましたし
かなりの蜜月だったと思うので再開してほしいところですね。
マンタ
>一眼レフからミラーレスへの移行が進む中、サードパーティーのレンズは難しい状況にあるのかもしれませんんが…ミラーレス用のレンズで復活して欲しいところですね。
私は、昨年Xマウント用Zeiss1.8/32と2.8/12Xマウントを購入しました。
このレンズは、素直な発色のフジノンとは違って独特な発色であり、デザインも個性的な独自性があってお気に入りです。
Xマウント用レンズは、富士がXマウント情報開示してからサードパーティレンズメーカー各社が、この2年間で次々と発売していますが、Zeissは8年前にXマウント情報開示(Zeissだけに)して登場した3本(2.8/12,1.8/32,2.8/50)以来新製品が有りません…
昨年、ケンコートキナーがZeissレンズの代理店になり、Zeiss自体に何か異変があったのかと思ったら、今年4月に大幅な値上げの実施で嫌な方向になった…そして、今回の記事です。此れには、驚きました!
Zeissは「知る人ぞ知る」過去形のブランドになって欲しくないと切に願っています。
管理人
>マンタさん
引用符が逆向き(文字化け?)になっていたので付け替えさせていただきました。
ito
寂しいですね。
MFレンズなら、純正と住み分けできるのでは。現にコシナはXマウントやZマウント用のフォクトレンダーレンズを出していますよね。
ミラーレス版otusを開発して欲しいです。
Mマウント用レンズも、デジタル対応設計へのリニューアルを期待したいです。
とも
ライカMマウントとニコンZマウントのレンズを作ってほしいです。
ライカMのDistagon 35m f1.4が最新の設計だったと聞いています。
50mm、28mmのDistagonを開発してほしいです。
シネレンズでフレアコントロールをしたコーティングのものがあります。
このような技術が一般のレンズに降りてくれないかと期待しています。
ポロ&ダハ
結局、ZEISS自体がカメラボディーを作らないレンズメーカーになってしまい、ボディー開発⇔レンズ開発のフィードバックが得られず、カメラメーカーのような動きが出来なくなったのが大きいんでしょうね。
Kマウントに移行する頃PENTAXにタイアップしようと持ちかけたようですけどお流れになり、その後ヤシカ→京セラとタイアップしたものの、デジタル用にマウントを変更する過程で失敗してしまいましたね。
SIGMAは何故カメラボディーも作っているのかと訊かれた時、山木社長がレンズだけ作っているのではダメでボディーも設計製造して初めてレンズの評価が出来るというような答えをしたことがあるのですが、この辺の差が大きいと思います。
ドイツの場合、お隣の国に映画用ズームレンズで有名なアンジェニューのようなメーカーがあるのに、何故かズームレンズは不得意ですし、販売路線的には不利ですね。
中判もハッセルブラッドとも縁が切れてしまったようですし、FUJIの中判用のレンズを出すのも大変なような気がします。
東雲
SONYがやめたのはライセンス料があがったから自社開発GMシリーズに統一のが利益あるし、自由に設計できますからね…
残念ながらこのまま写真用レンズは消えてしまう方向でしょうね。
Eマウントで85mm1.4プラナーは出して欲しかったな。
カメオ
2015年から2017年くらいにかけてツァイスもソニーもやたら85mmレンズを発売しましたけどソニーツァイス版が待てど暮らせど出てこなくてモヤモヤした覚えがあります。
これから交換レンズが出てくるとすれば動画用のOtusのようなシリーズでしょうね。
con
Xperiaは12月に出たPRO-Iはまだツァイス(認定?)でした。
こちらはどうなるでしょうね。
一般層向けには採用し続ける可能性もありますが、来週発表の新型にはZeiss銘がないという話もあるようです。
ひしもち
記事でもZX1に触れていますが、個人的にはこれの影響が大きかったのではないかと思います。
ZX1は成功ではないでしょうが、ツァイスとしてはここ数年のコンシューマー製品の一大トピックであり、もしかしたらこちらが思うほどに沈黙している自覚はないのかもしれません。
ドローン用のVentumなんてのもありましたよね。
Loxiaベースで、時期は2019年ごろでしょうか。
コンシューマー向けとは言い難いですが。
Eマウントで言うと、LoxiaにしろBatisにしろ、広角から望遠まで一通り需要のありそうな範囲(なおかつソニーツァイスと被らない焦点距離)はカバーしているので、無理に新製品を出す必要はないのかもしれません。(しかもコロナ、半導体問題、ZX1の不調などの中)
もちろん好調であればニッチを狙う新製品なども出たでしょうけど...。
あ、それがZX1だったんですかね...。
ツァイス好きなので、ゆっくりでいいので新製品に期待したいです。
おやつはツァイスおじさん
本当の実態は中の人たちでないと分からないと思いますが、
外から見る限り、SONYがGMシリーズを作ったことで、Zeissの影が薄くなってしまったように思います。
Zeissブランドのレンズは、ミラーレスαの立ち上げ期に多大な貢献があったと思いますが、SONYからすると踏み台としてしか考えてなかったのだとしたら、残念ですね…
弁証法
ソニーツァイスはデジタルの時代にも青や緑をかなり強調していましたが、GMのほうが総じて忠実性の高い色で、これがソニーとしてもやりたかったのかなと感じました。
ファーウェイにライカのバッヂが付いたように、今度はどこかのスマホにツァイスのバッヂが付くのではと思っています。
せらびー
昨今のレンズの価値は画質だけでなく静粛性、サイズ、フォーカシングによる重心移動からフォーカスブリージングまで多岐にわたっています。
伝統を重んじるツァイスだからこそ譲ることができず作れない世の中になってきてるのではないでしょうか。
hankaku
RFマウント、Zマウントなど各社ミラーレス新製品のマウント情報が開示に積極的ではない
というのも影響していそうだなと思います。
ととと
これは、何より、現在の写真用レンズというのが、ボディ側でのデジタル補正前提の物になってしまったからでは無いかと思います。
いくらマウントの規格が公表されていても、光学性能のみを追求した設計では、補正ができるメーカー製に比べて、性能でもコストでも太刀打ちが難しい所に来ているのではないでしょうか。
一眼レフではOVFの関係上、極端な光学性能の低下は無理でしたが、素の状態を見ること出来ない最近のミラーレスのレンズは補正を無くすとなかなか凄いらしいですから(高いレンズは光学とデジタルの総合性能で昔のレンズなど問題にならないくらい高性能なようですが)、老舗のレンズ設計メーカーとしては何か思う所があるのではないでしょうか。
バリオホロゴン
スマホについては、ソニーの他にノキア(ブランドだけでメーカーは中国のHMDモバイル)に加えて、去年から世界5位の中国vivoにも提供はじめたし、こちらはまだ残るかな
にゃんた
個人的エピソードになりますが自身のツァイスの入り口は京セラコンタックス時代のレンズで、当時はまだ投資額が少なかったのでキヤノンのkissXにアダプタ経由で安価なDistagon28mmを付けたりしていました。ほかにはない独特な色彩やコントラストに魅了されたものです。
その後EFプラナー50mmをはさんでソニーのFEマウント用ツァイス(主にLoxiaシリーズ)に至りましたが、個人的にはデジタル以降のツァイスレンズにあまり馴染めず、ほぼ全てが売却に至りました。
なんとなくソニー機との相性もあるのかなと感じていましたが、総じて見かけのシャープネスの高さ、色彩とコントラストが強すぎて感じられ、日本人から広く好まれる表現とも少し離れる気がして思ったより腑に落ちませんでした。デザインやメカニックはとても好きだったんですけどね。。
今はフジフィルムのカメラに移行しましたが、思い入れは強いのでスチル分野でもまた大きな存在感を発揮して欲しいです。
しろー
Xperia 1 III にはまだZeiss T*と表記されていますが、去年あたりからVivoと提携して
スマホに Zeiss T* 表記じゃなくてZeiss 青バッチ付いてるんですよね。
ソニーとZeissの提携が解消されたって噂もありましたし、もし次のXperia 1 IVでレンズがZeissでは無くなって昔のG表記やGM表記になったら、ZeissのEマウント用レンズはソニーツアイスも含めてもう出ないんだろうなと予想しています。
ちなみにカメラを売りにしてるスマホをiOSとAndroidで数台使っていますが、3年位前のスマホに去年発売されたXperia 1IIIが暗所性能などで全く太刀打ち出来てなくて15万以上で発売日に買ったのにかなりがっかりしました。
Zeissの色がわりと好きだったんですが Xperiaは T*とは書いてますがZeissの色味ではない気がするのも残念ポイントですね。
ミラーレスもαとZeissレンズ使っているくらい好きですが、スマホのカメラについては正直ダメダメ過ぎて共有する写真取る時用に仕方なくカメラ性能良い機種と二台持ちしてます。
映像屋
当方映像屋です。
ツァイスにおける写真用レンズの売上は微々たるもので、今後は産業用レンズと映画業界では定番の地位を築いているシネレンズにより一層注力すると聞きました。
国内でも写真用レンズの販売をケンコーに丸投げした様子ですし、その姿勢(体制)からも伝わってきますよね。
mozk
Xperia Zeiss使ってます笑
またBatis 40mmは近接時の絞りの問題で発売時は色々言われてましたが、軽くて写りが良くて寄れるので、なんだかんだEマウントでは一番使ってるレンズかもしれません。
また、他にはなくて所有したくなるようなレンズが出てくることを期待してます。
(ミラーレス向けのシネレンズっぽいコンシューマ製品とか)
KJ
もう何十年も前の写真学生の時に先生に
ツァイスという会社にとって現在ではカメラレンズの売り上げは
しれたもので、もっと大きなプロジェクトに関わる会社なのだと
聞きました、かつてのコンタックスのようにカメラメーカーと
密接な関係が無ければカメラレンズを開発製造する意味がない
のかもしれません。
アイルトン
喜んで良いのか、悲しむべきかSONY製のディスタゴン35mmF1.4よりも同じスペックのGMレンズの方が描写が優れています。オートフォーカス時代にツァイス社として許されるレンズの製造は難しいのだと思いました。