ePHOTOzineに、シグマの新しい大口径超広角単焦点レンズ「14mm F1.4 DG DN Art」のレビューが掲載されています。
・SIGMA AF 14mm f/1.4 DG DN | Art Lens Review
- 重さは三脚座込みで1170g、レンズのみで1072gでα7R IIIとのバランスは良好だ。このレンズは、三脚座を取り外せば手持ち撮影に適している。サイズは大きくかさばるが、許容範囲内だ。
- このレンズは必然的に大きいが、ハンドリングは良好で使っていて楽しいレンズだ。
- フォーカスリングは絹のように滑らかだ。
- AFはHLAによる駆動でほぼ無音で速く正確だ。
- 中央の解像力はF1.4からF11に至るまで素晴らしい値(excellent)で、F11とF16ではとても良好な値(very good)だ。隅も同様でF1.4からF11までは素晴らしい値(excellent)で、F16ではとても良好な値(very good)だ。
- 倍率色収差はカメラ内補正にも助けられて非常に良く抑えられており、隅でさえ、最も悪いケースでも1/2ピクセル以下で、中央では色収差はほとんど見られない。
- 歪曲は-0.38%のタル型で、これはこのような広角レンズとしては驚くべき結果だが、カメラで補正されているのは間違いない。
- 通常ボケは超広角レンズは苦手だが、F1.4の明るさなのである程度のボケは得られる。ボケの滑らかさは驚くほど優れている。
- フレア耐性は良好で、厳しい逆光でもほとんど不満はない。
- 周辺光量落ちは開放では-1.7EVで目に見えるが、これは広い画角の風景では非常に魅力的で、四隅を暗くし中央に視線を集中させることができる。
- 価格は1399ポンドで、ソニーの1299ポンドのFE14mm F1.8 GMに近い。14mm F1.4 DG DN Artは適切な価格でコストパフォーマンスは良好だ。
- このレンズは天体、風景、ウェディング、インテリアが主な用途だが、それらを全てカバー可能で、それ以上の性能を持っている。夜景では優れた光学補正を恩恵を受けられる。ハンドリングはとても良好で長時間の手持ち撮影でも快適だ。
- 価格は決して安くはないが、手の届く範囲に収まっている。このレンズは目覚ましい性能を備えた傑出したレンズだ。
- 良い点:とても均一な素晴らしい解像力、非常に色収差が少ない、歪曲が非常に小さい、素晴らしいフレアコントロール、手持ち撮影用に三脚座は容易に取り外しできる、豊富な操作部、天体撮影に優しいヒーター取付部、Lマウント版はUSBドック対応、リアのフィルター枠、適切な価格。
- 悪い点:大きくかさばる。
このレンズはDigitalCameraWorldのテストでは、実写では非常に優秀なものの近距離のチャートでは周辺部の解像力がやや低目になっていましたが、このePHOTOzineのテストでは、開放から中央も隅も非常に高い解像力で、大口径の超広角レンズとは思えないほど見事な性能ですね。F1.4の明るさでこの性能でこの価格なら、コストパフォーマンスは抜群と言ってよさそうです。
Oort
悪い点:大きくかさばる。しかないのが凄いですね。f1.4だともっと重く大きくなると思っていたので、このサイズ、価格で出せるシグマは凄いと思いました。
xylogen
無限遠の星を撮るのなら開放から十分に使えそうですね。星景写真でこれまで撮れなかった領域が撮れるだけで買いの人はいるでしょう。
しかし1kgのレンズですので人は選ぶでしょう。
Zoyashi
Zマウントで出てくれれば即買いなんですが。
ETZ21経由で使う前提で購入するか悩みます。