キヤノンはサードパーティーと深く話をしており、RFマウントレンズ製品化までの半分以上は行っている

マイナビニュースに、サードパーティー製レンズに関するキヤノンのインタビューが掲載されています。

キヤノン戸倉氏「RFマウントレンズ、サードパーティーと深く話をしている」

  • CP+2024開幕初日の2月22日、キヤノンのカメラ事業の責任者を務める、キヤノン イメージンググループ副管掌 専務執行役員の戸倉剛氏が報道陣の囲み取材に応じた。
  • 「キヤノンはRFマウントを他社に開放しない方針のようだ」といった推測がSNSなどで飛び交っているが、キヤノンでカメラ事業を統括する責任者は「キヤノンは、サードパーティーのメーカーとコミュニケーションを取っている。コミュニケーションの深さは(製品化までの)半分以上は行っているのでは」とコメント。シグマやタムロンなど、実力派のサードパーティーからAF対応のRFマウントレンズが登場するのも夢ではなさそうだ。
  • 写真ファンの間では「RFマウントは他社に開放しない方針なのか」「AFレンズはダメだがMFレンズなら出してよい、といった"縛り"を設けているのか」といった推測や噂話が飛び交っている。これらの疑問を戸倉氏にぶつけたところ、「キヤノンはRFマウントレンズについて、サードパーティのメーカーともいろんなコミュニケーションを取っている」「縛りというものはない」と即答。写真ファンの間で噂されている推測をスパッと否定した。「サードパーティーのメーカーとのコミュニケーションは、初期のころよりは深まっている」とも語り、以前よりも積極的にやり取りを進めていることを明かした。
  • サードパーティーからRFマウントの製品はいつぐらいに出るのか、という問いに対しては、明確な回答を避けつつも「コミュニケーションの深さは(製品化までの)半分以上は行っているのではないか」と回答。交渉が順調に進んでいることを示唆した。

 

RFマウント用のサードパーティー製AFレンズに関しては、最近は悲観的な意見が多くなっているように感じますが、キヤノンのカメラ事業の責任者は「(サードパーティーへの)縛りはない」「(製品化まで)半分以上は行っている」と回答しているので、AFのサードパーティー製RFレンズの望みがないわけではなさそうですね。

キヤノンがサードパーティーとどのような交渉を進めているのかは全く分かりませんが、Zマウントのサードパーティー製レンズのように、多少のライセンス料が上乗せされるという形にするのが妥当なような気がします。機能の制限は設けないで欲しいものですね。