OM SYSTEM「OM-1 Mark II」は2倍速の中間メモリによって高性能なAFを実現している

43rumorsに、OM-1とOM-1 Mark II のハードウェアの違いに関する記事が掲載されています。

Some more interesting tidbits about the new OM-1II hardware

  • ドイツ人の読者が、ドイツのブログの興味深いニュースを教えてくれた。残念なことに、彼はそのブログへのリンクを私に送るのを忘れてしまい、私は元の記事を見つけることができなかった。知っている方は教えて欲しい。彼はとても興味深い記事の訳文を送ってくれた。

  • OM-1 IIはより高速な2倍以上のバッファを搭載している:

    OM-1 IIは数カ所に改良が加えられている。2倍のバッファメモリは、2倍の画像をバッファリングすることができる。ND128はこのバッファを前提にしている。したがって、ファームウェアのアップデートでこの機能を追加することはできない。

    しかし、決定的な違いは別のところにある。ソニー製のプリプロセッサとTruepicXの間にある中間メモリが、2倍の速度のメモリに置き換えられているのだ。このメモリはより多くの電力を必要とし熱くなるため、カメラの熱管理を変更する必要があり、このカメラには新しいマザーボードが搭載され、効率の良い新ディスプレイが搭載されている。

    センサーとTruepicの間の通信が2倍速くなったことが、新しいAI-AFを可能にしている。古いOM-1のファームウェアアップデートでは、この性能を実現することはできまない。このため、ファームウェアアップデートでOM-1をOM-1 II レベルまで引き上げることができると考えているなら、それは不可能だろう。

    とはいえ、OM-1がOM-1 IIのスピードを達成できなくても、ファームウェアのアップデートでOM-1に新しいAFアルゴリズムを実装することはできる。そしてもちろん、グラデーションNDも。これは非常にシンプルなソフトウェアだ。

 

この記事の内容が事実だとすれば、OM-1 Mark IIのAFの高性能化は高速化されたメモリに依存しているということになるので、OM-1のファームウェアアップデートでOM-1 Mark II 並みのAF性能を実現するのは難しそうですね。

ただ、グラデーションNDはシンプルなソフトでOM-1に実装できると述べられているので、この機能がOM-1アップデートから除外されている(こちらの記事を参照)のはマーケティングの問題でしょうか。