産経新聞に、パナソニックS9の製品サイトの画像の問題に関する詳報とカメラメーカー各社の対応に関する記事が掲載されています。
・パナソニックのカメラ製品サイトに無関係の写真「20年以上前の感覚で制作」と釈明
- パナソニック「DC-S9」を巡り、SNS上で〝炎上〟する事態となっている。このカメラで撮ったものではない無関係の写真を製品サイトで使用しており、「性能を誤認させる」と批判が集まっている。
- 同社は「現行機種のすべてのサイトで見直しが必要だと考えている」と説明。
- パナソニックは28日夜、「新製品で撮影した写真でないことがわかりにくい表記となっていた」などとする謝罪文をサイト上に掲載。しかし、ほかの製品でパナソニックの独自技術による画質の良さなどを説明する際にも有料画像が使用されているとみられるケースが多数見つかっており、さらなる批判が集まっている。
- 同社の担当者は「20年以上前のビデオカメラの宣伝で実機のものではない画像をはめ込む手法があり、そのときの意識のままサイトを作ってしまった」と釈明。
- 今回のS9を含むカメラの製品サイトはマーケティングと開発の部門が協力して内容を考えており、現行機種の全サイトで誤解を招きかねない有料画像の使用例があったという。現在、順次写真の差し替えを行っており、新たなサイト制作のルールも含めて、今後詳細を説明するとしている。
- パナソニックの問題を受け、ほかの大手カメラメーカーも自社サイトのチェックなどに奔走した。ニコンは機能や性能を紹介する作例で「有料画像を使ったことはない」と説明。
- キヤノンはカメラを使用する場面の例を紹介する際に有料画像を使っているケースはあるとした上で「作例や性能を訴求する写真は実際の製品で撮影したものを使用している」とする。
- ソニーグループもイメージ図として有料画像を使用する例はあるが、作例には使用した機材を明記することを徹底しているという。担当者は「どんな写真が撮れるのかをお客さまに伝えることが重要。基準を設けて適切にサイトを制作している」と話す。
テレビのニュースでも取り上げられたパナソニックのカメラサイトの問題ですが、産経新聞の取材によると、20年以上前のビデオカメラの宣伝手法をそのまま踏襲していたということで、以前からの慣例(?)で特に問題だと思わずに別機種の画像を使用していたということのようですね。
また、他のカメラメーカーからのコメントが興味深いところで、実際に製品ページでどの程度までストックフォトの使用が許容されていたのかは気になるところです。
こーなん
普段見てるデジカメWatchとかこの話題触れもしない、カメラ業界には結構大きい事件だと思うのに
カメラ情報サイトならこうやって取材して欲しいですね
どうしてこんなことが起こったのかを取材し、他社のことまで。産経新聞さんは良い仕事してますね
フォベオン使い
雨降って地固まるになって良かったと思います。
20年以上前の動画、テレビ画質と
2400万画素もある静止画像をじっくり見る写真とではユーザーの判断基準が全然違います。
それにキットレンズ込みで20万円以上する高額商品です。更に高額なレンズを購入してもらうことを前提のレンズ交換式カメラです。
フルサイズデジタルカメラの中では安いとか、入門機とかいうのは一種の言葉のあやで、高額品買うのに慎重になりますし、ほんとうのカメラ初心者が飛びついて買うのものではないと思います。
SONYの開発陣が、自分達がカメラを使わなかったのでユーザーの気持ちがわからなかったとして、自らカメラを使って趣味にしてから良いカメラの意味がわかったようなことを書いてあることがありましたが、
Panasonicのカメラ部門に、カメラや写真が好きでユーザーの気持ちがわかる管理職や重役が必要だと思いました。
秀吉が人気なのも庶民の気持ちがわかったからであって、ユーザーに喜ばれてこそモノが売れることを再認識していただくよいキッカケになって良かったです。
もとふゆ
昔のビデオカメラの宣伝、「画像はハメコミ合成です」とか書いてあったやつでしょうか。確かに明らかに説明用とわかる書き方と写真だったです。その20年前の手法からさらに「わかりにくく」した時点で残念ながらもう欺瞞の始まりですよねえ。
ひのき
イメージに左右されやすい人間なので(笑)、カタログなどの写真には大きく影響されてしまいます。
腕はなくても、プロがこのカメラで撮ったらここまで美しい写真が撮れるのか…という妄想をしながらカメラ選びをしてましたね。
我ながら恥ずかしい(笑)
α大好き
企業が好意にしている新聞社があると思うのですが、今回の記事の経緯は不明であるものの、担当者が正直に述べていて、対策に向けて動いていると分かり、安心した次第です。
見直された、自社製カメラ撮影写真で構成のパンフレット、欲しいですね。実は、パナさんの絵作り、知らなくて。
Kazuuuuu
ホントに情けない。
このプロモーションに開発部門が関与していたとすれば、
自分たちが作った機械が、いったい何をするために購買されているのか、
を作り手が意識していなかったことになりはしないか。
今は、起きたことを糧にしっかり正して欲しい。と思うしかない。
パナユーザーとして、悲しすぎる「事件」なので。
ずっとやってましたごめんなさい。であれば、
今後は一切こんなことにはなりません。
としていただくしかないな、と。
おいとま
自分はパナソニックの開発はDMC-L1等結構カメラ好きじゃないと作れないような製品が多いイメージですね。
初ミラーレスのDMC-G1の販売時にマウントアダプタ遊びを提唱するなどその最たる例ですね。
ただ、そのDMC-G1を女流一眼と売り出したりマーケティングがあまりコアなカメラ好きを見ていない気がします。
内情を知らない素人の妄想でしかないのですが・・・
シロクロ
キヤノンの「作例や性能を訴求する写真は実際の製品で撮影したものを使用している」
これが最低限のラインかなと思いますね
今回の件は誤解を招くではなく積極的に誤解させようとしていたとしか思えませんので批判されて然るべきと思います
hriv
20年以上前のビデオカメラからの慣例でと言っているけれども、写真を撮るカメラでそのAF機能とかを説明する画像に他社カメラでの画像を使用するのはだめです。レンズの作例とかでもインターネット上で手に入る画像を使用していた例があるので、パナソニックの体質なのだと思います。本来は、そういったことがあっても社内できちんとチェックされるべきですが、サイトを作っている担当者(か外注先)も確認すべき管理者もカメラのことなんて何も知らないようです。それこそかなり企業イメージが悪くなります。
wow
もしかするとこの問題はカメラ業界だけに留まらず他の業種にも波及するかもしれません。
今は類似画像の検索も簡単に行えますし、ユーザーに公式サイトやパンフレットがチェックされてしまうかも。
誠実にやってきた会社は逆に評価が上がりそうですね。
びくり
twitterで流れてきましたが、S1Rの「比類なき描写力」とうたうページで、しかも写真のディテールに文章で触れているにもかかわらず、α-6500で撮られたライブラリ写真だったというのが、かなり驚きました。端的に「嘘を付いている」と言えると思います(今は写真だけが削除されていますね)
ZAE
カメラメーカーで、そこらへんのなんのカメラで撮ったのかもわからない写真を使ってしまっていたら、高額なカメラで写真を撮る意味まで問われてしまいます
自社か契約カメラマンに撮影を依頼しないとだめですね
スマホでも良いと思う人が増える中、カメラメーカーが写真を軽んじてしまう
これ一番やってはいけないことじゃないですか
SR-T101
たとえばAFエリアの説明をする背景とかや液晶内の情報表の説明なんかは
(機能的に同一なら)過去機種の画像をそのまま流用したとしても不満はないです
あとボディ外観とかの映像は別にその機種で撮影じゃなくてもいいですよねw
ただし「こんな写真が撮れます」的な機能紹介の写真はそのカメラで撮影して欲しいですし
上に書いた「その機種じゃなくても」って写真も、気持ち的には最低限自社のカメラで撮影して欲しいですね
しらいし
ある程度は前から察していて「あまり良くは無いけどパナだからな~」と納得していたので、この件がこんなに炎上するとは思ってませんでした。
ただ、この記事のタイトルが気になって20年前の感覚とはどうだったのか、WebArchiveで見てみました。
当時はMFT以前のコンデジとはいえしっかり実写サンプル載せてるんですよね…どうしてこうなったんだか、残念ですね。
おやかたさん
プロダクトと販促・マーケが乖離している問題はパナソニックだけに限った話ではありませんね。
製品開発側も長い時間をかけて作っていますから、このような形でケチがついてしまうのは本当に勿体なく、悲しいことです。
今後このようなことがなくなっていきますように。
quite
素朴な質問ですが、20年以上前のビデオカメラの宣伝ではこういうのが許されていたんですか?他社製品は当時でも誤解を招くような気がします。
Fマウンター
> ニコンは機能や性能を紹介する作例で「有料画像を使ったことはない」と説明
こういうところが真面目なのがニコンの良いところでもあり、マーケティング下手とも言われがちになる理由かなと思いました(肯定的な意味で)。
あずき
大多数の日本企業はスペシャリストではなくゼネラリストを求める傾向があるので、特にマーケティング部門などは1~3年で配置替えなどがあり、専門性(意識)の高い人材は育ちにくいのが実情ではないでしょうか。他の方が上げられたDMC-G1のプロモーションの例もありますが、企画・開発がいい製品をつくっても、マーケティングする人間がカメラに造詣がないとこのようなことが起こりえるのかもしれないですね。
Balkan
だから、家電メーカーだの何なのって言われ続けるんんじゃないのかな。自社の本当に心血注いでカメラ作成してる方達に地面に頭擦りつけて誤って欲しい事例ですよね。
良い物を作ってるのに、認めてもらえないのは、こう言った社内体質が1番の問題だと考えます。
bunchousann
>普段見てるデジカメWatchとかこの話題触れもしない、カメラ業界には結構大きい事件だと思うのに
クルマ雑誌にリコール隠しとか不正検査のニュースなんて載りませんからね。どこの業界も身内のかばい合いに終始です。典型的な「報道しない自由」です。
AAA
やっぱりその機種のページに載せてる写真はその機種で撮った写真を載せて欲しいよね。
絶対そうしないといけない決まりはないのかもしれないけども。
撮影する時間がなかったのか、とにかく早く発表をしたかったからなのか、自社の製品に自信がないのか、理由は不明だけど、誤解を招くし、せめて載せるならイメージですみたいな注意書きを入れて欲しい。
ふるとねとんぼ
自分で使っているG9PROIIのサイトを確認してみましたが、覚えている範囲だけでも、AF機能を説明しているページの画像がゴッソリ削除されている気がします。
サイトのお知らせページでは、暫定対応済の機種としてS9とG100Dが挙がってますが、対応中で暫定的に画像を削除している機種についても、ちゃんと機種名を明記してほしいですね…。
元55使い
パナソニックのカメラ部門のサイトは、本体とレンズはすぐ見つかるのに、アクセサリやファームウエアを見つけ出すには困難極まりないし、作例もなんかぱっとしなかったこともあって、全くアテにしてませんでしたが、やはりそうでしたか。
パナソニックカメラの作例は、GANREFとかPHOTO HITOのほうが楽しく眺められていました。
失敗を認めてそれを成長材料に、より良い製品企画をしていってくれたらありがたいです。
パナソニックはやれば出来る企業(でもなかなか本気を出さない)だと思っております。
すぐしぬおじさん
開発陣が可哀そう・・・などという論調がありますが
私は逆に同罪だと思いますね。
開発側は「作ったら後は知らん」なわけないでしょう。
発売されるまでちゃんと面倒見てますよ。
つまり、開発陣もアレでOK、と判断してたわけです。
to
今度は正式に社内のコンプライアンスチェックを受けたと思われる声明が出されましたね。
https://panasonic.jp/dc/info/20240531.html
前回は大ごとにしたくない下部組織が恐らく独断で動いたのでしょうが、結果的に全国ニュースにまでなってしまいましたね。
ユーザーだけでなく社内からの心象も悪くなったでしょうから関係者もここからは必死でしょう。良い製品を出してくれれば買いますから頑張ってほしいです。
キヤノンの株主
ニコンHPの撮影サンプルはサムネイル画像を拡大できるように出来ていて、クリックするとそこそこ大きくて見栄えのする写真を鑑賞できます。素晴らしい。今回のコメントを見ても文句なし。
ソニーの撮影サンプルもニコンほどではないですが、大きめの写真表示になっていて参考になります。
キヤノンは、最新機種のR6 MarkⅡでは、ソニー並の拡大表示ができるようになりました。今後は過去機種を含めて、大きくて見栄えのする写真に拡大できるようになったらなと思います。
今回の騒動をきっかけにパナソニックは勿論、他のメーカーもホームページ掲載写真の改善を期待しています。
kmz
大企業病というか、技術部門と広報部門の距離感が感じられますね。
顧客の声にことさら敏感な会社なので今後改善されるのではと期待します。
ひで
使い勝手、住み心地、寝心地、乗り心地、着心地、快適な空の旅、喉越し・・・など、
具体性を欠く、抽象的な部分を売り込む広告ではない。
工業製品であるその機種の特長、性能を具体的なイメージとして画像を使って説明している部分において。
そこに他社のNikon機で撮った写真を使うとは呆れるばかり。
最先端を追いかけているエレクトロニクスメーカーが、20年前の宣伝意識だったと釈明したとは・・・全く理解に苦しむ。
自動車業界でいえば、燃費詐称に匹敵する行為ではないだろうか?
プリごろ太
この話題を横からながめていましたが、
自社のカメラ、それも新発売のカメラに、他社のカメラで撮った写真を使うなんて、はなからアウトだし、それをなんとも思わずに
掲載するなんて、終わっています。
あまりに杜撰というか、子どもの使いかと
呆れます。これが日本を代表するような大企業だなんて、ため息ですね。
改めてNikonは真っ当な商売をしているんだなと、応援したくなります。
もなか
本件はSNSで誰かが気づいて投稿した結果広まりましたが
それまでは何年もとくに指摘を受けることもありませんでした。
人の目では別のカメラで撮影してもわからないものなのだなと思いました。
カーク提督
この炎上がきっかけになって、カタログの写真はそのカメラで撮るのが業界の常識になっていけばいいんじゃないかなと。まぁ当たり前のことなんだけどね
シュワシュワ
LUMIX開発チームはカラーサイエンスはじめとても真面目な印象でしたが、開発も協力して…とあるので一緒にやってきた結果がこれなら残念です。
作るものは確かに真面目にやってて出来も良さそうなのですが…
なんにせよ今後マーケティング周りは根っこから考え直して魅力的な提案をしてきてもらいたいです
今回の問題は単に使った画像が何だったのか?何を使うべきだったのか?ではなく、消費者との向き合い方、訴え方など姿勢の問題なので、そこにメスを入れないとブランド価値を上げるマーケティングはできないのではないでしょうか
Birdhead
>> quiteさん
動画を撮るためのビデオカメラといえどもカタログ紙上の写真は動きようがないので、
「説明のため」フィルムのスチルカメラで撮った素材を使うことが一般的でした。
(ビデオ映像直出しだと525ラインとかに制限されるのでそれに着目させたい場合しか使われなかった)
テレビCMなんかだと出し方次第でしたが、それでも実機映像はほとんどなかったような気がします(逆に「実機映像」とか書かれるくらい)
そして20年以上前となるとパナソニーはともかく三洋とか日立東芝、NECには印刷に耐えられるスチルカメラの製品はほぼありません。
co
「今回のS9を含むカメラの製品サイトはマーケティングと開発の部門が協力して内容を考えており」は考えてみれば当たり前の話ですが、開発側もこれで良しとしてしまっていたのはいささか残念ですね。
20年前の話を持ち出すのも釈明としてちょっと。
別にこれでLUMIXの使用をやめたりはしませんが…。
↓今日のITmedia記事にも問題の画像などがまとまってます。
「LUMIX」商品サイトでのストックフォト使用、新機種以外にもあったと認める パナ「認識の甘さを反省」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/31/news098.html
ton
「実際の製品で撮影したものを使用」これが当然ではあるけれども、
他業界であったいわゆる「広報チューン」的な事もあってはならないことだと思うんだな。
みんな、カタログを見たり取材で使われたものの感想を聞いたりして、安くはないものを買うんでしょうから…。
HiT
>もなかさん
これまでは「頑張れば撮れるかもしれない」写真だったから指摘されても話題にはならなかったんでしょう。
今回はS9じゃ「頑張っても撮れない」写真だと看做されたからこういう結果になったのかと。
2007
FZH1あたりも、似たことしていました。
Panasonic独自の広告表現のひとつなのでしょうか?
カメオ
どういう製品でどういう機能を押したいのかとか決まってるわけですからプロに実機渡して撮ってきて貰えばよかっただけですよね。各シーズンに同社製のカメラやレンズで定期的に撮影していれば機能紹介で各季節の紹介もできたりもするわけで。紹介に熱があるからこそ製品の魅力が増して見えるわけで絶対に手を抜いてはいけないところですよ。
145shomu
サンプル写真を依頼されたカメラマンが、別のレンズで撮った写真を提出したという記事を読んだことがあります。
デジタルデータをチェックすればそういうことも防げるので、信用回復を目指して欲しいと思います。
Nanigashi300
>・同社の担当者は「20年以上前の‥‥‥
同社ってことは、件のサイトが外注などではなく、消費者視点で「カメラの開発者Panasonic自身がサイトを作った」ということですね。
カメラそのものの開発が切羽詰まってしまって、試験機の完成も満足ならずにカタログ発注の締切を迎えてしまい、やむを得ず外注で済ませてしまった。とかいう事情でもあれば(百歩譲って)仕方なかったとも言えそうですが‥‥‥
「新製品を売りたいけど、広報が間に合わないから寄せ集めの素材のツギハギを見繕って済ませよう」という選択肢がPanasonic自身の中にあったという風に見えます。
記事後半にも載っているように、これはPanasonicだけの問題ではありません。少なくとも“image”を創造するツールであるカメラの広報に“イメージ”を使ってしまうことは、よりにもよってあり得ないと思われて当然だということがハッキリ示されました。広告を見る私たちも、受け身的にばかり目を使うことはするべきではありませんね。
爺ショック
カメラやレンズの性能説明でアップされた写真なら、誰だってその機材を使った作例と思って見るのに、他社品で撮った写真を代替に入れてしまったら「お見合い写真」で
《 注:この写真は本人ではありません。がこんな感じです 》
とかって言ってるようなもんですね。(笑)
まぁ、TVモニターの新製品の画質の素晴らしさをテレビCMで表現する場合の(視聴者は古いTVでしか見れない)矛盾を承知の上で、イメージとして伝えている事をしてきた家電業界の「それで良い事にしてきた」式の判断が入り込んでしまったのかな、と思いました。カメラと写真作例との関係はそんな矛盾とは無縁なのに。
今回の炎上で、こんな社内だけで通用してた「判断」がいかにPanasonicのカメラの使用者には失礼この上ない事だったかと理解出来たのではないでしょうか
gin
本件は、色々考えさせられた案件でした。今回は映像を見せる側の商品ですから大きく取り上げられましたが、他の商品は?
調理機器などは調理された物が、いかに美味しそうかが問題でその機器を使ったかは問われませんよね?
綺麗なカタログやパッケージだけが欲しいならそれでもいいかもしれない。
手にした物が納得いくものならそれでいいかもしれない。
自分で調理したものが美味しいかどうかは自己責任。
今までの考えを見直す良い機会になりました。
ゆつ
ROBSONさんも指摘されていますが、FUJIFILMもフィルムシミュレーションを売りにしている以上、撮って出しとそうでないものとでは表記を分けるなど工夫が必要かもしれませんね。
(私は現像したものか撮って出しなのかが区別できれば現像を否定するつもりはありません。)
参考
https://irodori-x.com/tips/6172/
BenBen
メーカー自身が作例のあり方について問題があった事を認めて謝罪表明があったのは評価するべきかと思いますが、今回、S9を事前に渡されてベタ褒めだった複数のYouTuberやインフルエンサーもこの件に対して(メーカーの考え方)について、忖度無しでもう少し突っ込んで意見が聞きたかったところです。
白髪爺
パナソニックの説明や報道などを見ると、パナの内部には開発部門も含めて疑問を持つものはいなかったと読めます。開発陣の不満不平を押し切り営業サイドが暴走したのなら、ある意味救いがあるのですが、これじゃ組織全体に何も自覚がなかったと言うことになります。いわゆる「企業体質」「企業文化」です。誠に残念なことであります。
まあ、どこの世界にも、これに似たようなことはあふれるほどあるのだろうとは思います。だから、許されるものでもなく、カメラ業界のみならず、多くの業界で広告のあり方を振り返って欲しいものです。
が、多分、人は人、自分は自分、ばれなきゃいいやとの考え方がそう簡単に変わるようには思えません。自動車の車検にしても、大手メーカーが営々と不正をやり続け、一社出るとその後出てくるは、出てくるは。食品偽装なども同様で、一社が叩かれてもまったく行いを変えない会社がうんざりするほどあり、次から次に偽装が表に出てくる。性悪説の立場に立たないとダメな我が国のようであります。やんぬるかな!
うにシステム
にしても、広告担当者の中には「このやり方おかしいよな」って思っていた人は何人も居たと思いたい、特に昔の慣習に毒されていない、コンプラに敏感な若い社員は。
勝手な想像だけど今回は先輩社員のやり方が世間から問題視されて若手社員は喜んでいるのではないかな?
スナッキー
25年くらい広宣の仕事をしてるけど、20年前の意識のままってのは流石に考えられない。
(「LUMIX=浜崎あゆみ」な感じが2001年〜だから、そのままなんすかね…)
パナが素子作ってた時から比べ色味がよくなったり、最近は色が良いのを売りにしてきてたのだし他社以上に気を遣って然りなはず。
レンズ作例も低価格な広角ズームに超望遠フルの作例を使ったりトンチンカンな状態だったみたいだし、開発と宣伝の足並みが揃ってないって事はよくわかった。
(多分、宣伝担当が写真に興味ないのかなと)
パナさんが会社をあげて推してる写真家さんが不在ってのも薄々感じてましたが、こういう姿勢だったのですね。
(夢がないとかでなく、パナさんの周りに仕事がない…のだなと)
ハイボール
確かに一昔前のビデオカメラのカタログの
説明画像はイメージ写真のオンパレードでしたね。
もし真面目に製品のカメラで撮った映像の
キャプチャーをそのまま載せたら
画像が粗くて誰も買わなかったかも。
この辺りもVTR映像からの家電メーカーと
フィルムからのカメラメーカーとの
根本的な考え方の違いなのかも。
やまささ
S5M2Xユーザーです。
今回のS9の製品サイト画像問題をみていましたが、テスト機等で構成されたサイト運営であれば、機能・性能面で改善をされたり、発売時期を延期する等の対策がなされたのでは?と考えたりします。
スレッドとは的が外れたコメントかもしれませんが、行うことを(20年前から)ちゃんとやっていれば、S9の製品サイト画像問題は発生しなかったのではと思います。
私は今年になって当該社と何回かメールでやり取りをしました。
内容は、S5M2Xで星を撮影すると不自然なマゼンダ系の色が付きます...というもの。それは、一枚撮りやライブビューコンポジットでも発生します。
先日のメジャーアップデート(S5Ⅱ Ver.3.0 / S5ⅡX Ver.2.0)で『改善対応いたしました』と回答をいただきました。アップデート後、追尾をして天の川を撮影しましたが、やはり不自然な色は付きます。それをもう一度報告すると、『当初の着色についてのご指摘以降、関連部門にて検討をおこない可能な限りファームウェアにて対応をおこないましたが、撮影条件や被写体によって、発生を完全には防げず性能実力となります』と回答をもらいました。
アマチュアの私が撮影して『性能実力』に手が届いてしまうのは、「フィールドテストをちゃんと行っていないのではないか?」と考えてしまいました。
S5M2XだけではなくS5M2も該当するようですし、ロットにも関係がないとの回答をもらいました。
『お問い合わせの件につきまして、関連部門に確認をおこないましたので回答させていただきます。
>・発売日に5M2Xを購入しています。初期ロットだから?や、今の
>ロットではこの現象が出ないなど、技術部からの情報が
>ありますでしょうか?
⇒ロットではなく、ファームウェアVer.2.0未満で発生いたします。
ご指摘をいただき、Ver.2.0で改善対応いたしました。
※しかしながら、申し訳ございませんが、前回の回答のとおり、
処理性能の関係もあり完全回避はできませんでした。
>・Xではなく、ノーマルの5M2も同じ現象になりますでしょうか?
⇒DC-S5M2も同様でございます。
※DC-S5M2の場合は、Ver.3.0未満で発生しており、
Ver.3.0でDC-S5M2Xと同様の対応をおこなっております』
sasurai
SSWFを外した頃とスチルよりも動画に傾いた頃とがほぼ重なるので、2020年位を境に、もっと言えばコロナ禍での不景気を境に、フォトグラファーに作例写真を依頼することをやめて、画像の使い回しを機能説明から作例にまで広げた様な痕跡があります。
P社にとっては、カメラの商品説明も、まあ家電品のカタログ製作と同じことなのでしょう。
quite
Birdheadさん、
ご説明ありがとうございます。事情は理解できたのですが、やっぱり今回のパナの件はどこかすっきりません。これを機にどのメーカーにも誤解の生じないような宣伝のやり方を考えてほしいです。
破格どっと来ぬ
> やまささ さま
この記事の趣旨からから外れて恐縮ですが、星関係の写真はプロアマ問わず性能限界との戦いです。
星空は暗すぎる被写体なので、カメラ本体の高感度の限界とかノイズ処理のクセが顕在化します。例えばソニーのカメラでは、永らく(おそらくノイズ処理の悪影響である)星食いやいわゆるソニーノイズとかが批判されてきました。
程度問題ですが、ちょっとした色付きは自分なら「そんなもの」と思うかな?
また星は理想的な点光源に近いので、レンズにとっても収差の試験台の様なものです(無限遠限定ですが)。
やまささ
破格どっと来ぬ さま
すごーーーく心強くなるコメントをありがとうございます。
星以外でしたら、親しみやすい機種なので長く使いたいと思っています。
先日のシグマの山木和人社長のインタビュー
https://digicame-info.com/2024/05/post-1742.html
で、難しいことを求めがちなのだと感じていました。
気持ちが楽になりました。
ゅぃ
そもそも論として
「新製品で撮影した写真でないことがわかりにくい表記となっていた」
…という時点で認識がおかしいと感じます。
もっと言えば、言い訳の内容までが情けないというか、振り切っているというか…。
只でさえ、デジタル画像に関してはオリジナルか加工しているのか、何処までがセーフかアウトか
で細かい議論になっている時代にあって、当該製品で撮影されていない画像に何の意味があるのでしょうか…!?
しかも自社製品でもない画像って…(泣)
これは実際、他業種で同じことをしていたら …と考えたら本当にとんでもないことですし、そういった感覚が無かったというのが本当に情けないです。
自信をもって LUMIX を使い続けてきましたが、非常に残念でなりません。
隻
この問題についてのカメラ界隈の人たちの反応は
・何も言わずに静観してた人
・これは問題だと(罵声とかではなく)声を上げた人
・ひたすらパナを擁護した人
のように分けられると思いますが、冷静に問題点として声を上げた方が多かったからこそ大企業に腰を上げさせることが出来た=結果的に改善につながったのだと思います。
たとえファンであっても、改善すべき点にはきちんと声を上げることの大切さを認識するいい機会になりましたね。
ミナミカ
自動車の不祥事については、車情報サイトや雑誌は取り上げていますよ。
全てかはわかりませんが、少なくとも大手の専門誌は取り上げています。
ニュースサイトも同じですね。
博多渡辺
昔、ContaxT2のカタログについて、田村彰英さんが全ての写真をContaxT2だけで撮影したことを公開しており、淡い色調のカタログ写真を繰り返し見て、ついに買ってしまったことがあります。
カタログ(今なら公式サイト)は、カメラ好きの憧れを膨らませる場なので、広告サイドの誰かにそうした感覚があれば、もっと早く気づいて問題提起していたのではと思います。今はカメラになど夢を感じない時代なのかもしれませんが。
30年前
パナソニックならそう言う文化でしょう
かつてカメラメーカーに勤めた事が有りますが、通常作例に使う、カタログの表紙から4ページまでに採用される大きな写真ならその分野で有名なカメラマン依頼します
勿論、そのカメラマンはそのメーカーのベータテストをやってくれるようなヘヴィユーザーです
時々カメラメーカー自身が主催するコンテストが有りますが、それは有望な写真家を発掘して自社カメラをほぼ無償で使用して貰い、自社ユーザー漬けにする意味も有ります
そういったルートがあるから
風景写真、モータースポーツ、野生動物、航空写真、ポートレイトだったらこの人に作例を頼むと言う土壌ができる訳です
私が知らないだけかもしれないですが、パナソニックはそう言う自社カメラを使用してくれるプロ写真家を育ててきてないように見えます
機能分かり易く説明するなら何処の作例を使っても構いませんが今後は説明用とキャプションを付けて分かるものが良いと思います
一方、効果改善説明は地道に自社製品を使用した作例を用いるべきと思います
副社長
残念だけど、「20年以上前のビデオカメラの宣伝意識のまま作ってしまった」ってのは見苦しい言い訳にしか聞こえない。
と言うよりもS9で撮影した写真以外で宣伝するのは誇大広告とも思えるし、業界にとって大きな問題なのにコメント自体が反省してるようには思えない、残念だけど。