ニコン「Z6III」のダイナミックレンジと高感度ノイズの計測データ

Photons to Photosに、ニコンの2400万画素部分積層型センサーを採用した新型機「Z6III」のダイナミックレンジと高感度性能の測定データが掲載されています。

Photons to Photos

機種名 最大ダイナミックレンジ ローライトISO ローライトEV
Z6III 10.46 4709 10.56
Z6II 11.28 5298 10.73
Zf 11.12 5300 10.73
Z8 11.32 4224 10.40
α9 II 10.90 5709 10.84
α7 IV 11.71 5365 10.75
EOS R6 II 11.52 5575 10.80
S5II 11.23 5796 10.86

 

  • Z6IIIとZ6IIのダイナミックレンジの比較

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  • Z6IIIとZ8のダイナミックレンジの比較

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  • Z6IIIとα9 II、α7 IVとのダイナミックレンジの比較

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  • Z6IIIとEOS R6 Mark II、DC-S5IIとのダイナミックレンジの比較

nikon_Z6III_d-range_ptp_004.png 

Z6III のセンサーは初の部分積層型で、ダイナミックレンジや高感度性能がどうなるのか興味深いところでしたが、今回の計測結果ではZ6IIよりダイナミックレンジで0.82、ローライトISOで589劣る結果となっています。

α7 IVやEOS R6 II、S5IIなどのライバルの非積層型センサー搭載機と比べても、完全な積層型センサーを採用するα9IIやZ8と比べてもZ6IIIのダイナミックレンジは狭くなっており、部分積層型センサーはダイナミックレンジへの影響がやや大きいという印象です。