ニコン「Z5II」はダイナミックレンジに関しては最高のカメラ

DigitalCameraWorldのニコン「Z5II」のレビューに解像度･ライナミックレンジ･S/N比のラボテストのデータが追加されています。

･Nikon Z5 II review: brilliant full-frame mirrorless with a bargain price tag

  • ラボテストではZ5IIを旧型のZ5、EOS R6 Mark II、α7 IVと比較し、最新モデルへのアップグレードを検討するべきかどうかを確認した。

  • ラボテスト（解像力）：Z5IIの解像力は初代Z5やEOS R6 Mark IIと同等で、これは3機種とも2400万画素センサーを搭載しているので、当然の結果だ。3300万画素のα7 IVはディテールの描写で顕著に優れている。

nikon_Z5II_res_dcw_001.png

  • ラボテスト（ダイナミックレンジ）：Z5IIはダイナミックレンジに関しては最高のカメラで、テストした全ての感度で競合製品を上回っている。

nikon_Z5II_d-range_dcw_002.png

  • ラボテスト（S/N比）：Z5IIの低感度の画像の鮮明社は一級品だが、ISO1600以上では初代Z5よりもわずかにノイズが多くなる。それでも、ISO1600以上ではEOS R6 Mark IIと同等で、ソニーα7 IVよりも優れている。

nikon_Z5II_SN_dcw_003.png

　

Z5IIはダイナミックレンジは非常に優秀で、最低感度は初代Z5にわずかに後れを取っていますが、全体的に他機種を寄せ付けない素晴らしいダイナミックレンジですね。特に中間度域のダイナミックレンジでは、EOS R6 Mark IIに約1EV、α7 IVに約2EVもの差をつけているのはすごいです。

S/N比は特に低感度域が優秀で低～中間度域では非常にクリアな画像が得られそうです。一方でISO1600以上はZ5に逆転されているのが気になるところですが、それでもEOS R6 Mark IIとほぼ同等なので実用上はまったく問題はなさそうです。

なお、レビューのその他の項目に関しては、以前に取り上げているので、こちらの記事を参照してください。